ずっと一緒さ
薔薇の無い花屋は今後意外な展開を見せそうです。
寧ろそのドラマの内容より、もの凄い耳に残る曲が
今回の『ずっと一緒さ』です。
ラブソングなのですが、歌詞の内容も聞いてて恥ずかしくなる
事はなくそっと互いが手を取り合ってといったイメージが湧きます。
最近は青山テルマのそばにいるね等そういった優しい感じの
曲が多いです。ずっと一緒さもその一つです。
Ray Of Hope
ドラマや映画のタイアップでお馴染みの曲が多かったので近年の集大成的なアルバムと思って聴いてみたら、全く寄せ集め感を感じない作りになっていてとても驚いた。それこそシングルのA面を張る1軍選手の存在感を持った曲たちが、アルバムの中でこれらを聴くとまるで予めそこのポジションを決められていたかのように、ハマっていて欲しい場所にそれぞれの楽曲がピタっとハマっていて、正にトータルアルバムとして絶妙なバランスと完成度を誇るアルバムに仕上がっている。この一本、筋の通った感じは何だろう?もちろん柱となっている「希望という名の光」の求心力の強さもあるだろうが、同氏のポピュラーミュージックとしての普遍性にプラスして、今の時代を反映するドラマや映画に寄り添う作品を書き下ろすことによって、図らずもここ数年の時代の空気を反映する作品になったのだと感じた。普遍的でありながら2011年の時代の空気感をしっかり感じる銘盤。まさに今、聴くべき作品。
Ray Of Hope (初回限定盤)
発売されて間もないのに凄いレヴューの数ですね。そして、肯定的な意見も否定的な意見も、いずれの場合も皆さん凄く真剣にその理由を
綴っておられて、あらためて達郎の作品への関心の高さを感じます。
そういう私自身は80年代に達郎の洗礼を浴びたオッサンなので、やはりちょっと物足りない方に1票かな・・・四畳半の狭い部屋だろうが
パチンコ屋だろうがどこで聴いたとしても耳にした瞬間、視界がパァーンと開けて空に舞い上がるような気分にさせてくれる、あの頃の達郎
サウンドをどこか期待してしまう。無いものねだりとは分かってはいても。
とはいえ、90年代あたりからの、少しメッセージ性を帯びた達郎ソングから入った世代にとっては、安心して聴くことのできる良質な作品に
仕上がっていると思います。また、「猫の額の庭の前 25階のマンションがタケノコみたいに生えてきて」
といった、これまでちょっとあり得なかったようなフレーズが飛び出す『俺の空』のような、哀愁和製ファンク?とでも呼びたくなる曲もあって、
これはこれでなかなかに楽しい。そこまで批判されるようなアルバムでもないと思います。
それとカップリング『Joy1.5』ですが、やはりというべきか、期待に違わない内容であったため、かえって新作が割を食ってしまった面も無きに
しもあらず・・・でもその一方で、最新形の達郎を確認するための鏡のような奇妙な役目も果たしていたりして。
う〜ん、CDの売れない時代はアーティストにとっても、とてもややこしいのだろうなぁ・・・