前略おふくろ様II DVD-BOX
大のショーケンファンです。70年代80年代の日本ドラマのファンでもあります。この時代のドラマはDVD化されている物はほとんど見たり持っていたりしますが、前略・・が一番のリピート率です。ショーケンファンのきっかけはやはり
代表作の「傷だらけの天使」でしたがそのドラマとは真逆のショーケンの役に気持ちが入ってしまうほど現実味を感じ
時間が経つとまたサブちゃんに会いたくなります。もちろんまわりのキャストも最高です。みんな大好きです。
ただ、ひとつ感じることは1に比べ2がどこか日々の話の中身が薄く、殺伐とした寂しさを感じ見ていて常に終わりを
感じてしまうし、わくわく感が少なかったのが残念です。星5つは付けましたが1との比較でしたら星3つ程が正直な意見です。もちろん倉本作品は大好きなので倉本さんのリアルな人間の心情や死に対する避けて通ることの出来ない絶望感も心打たれるのですが、わがままを言えばもう少し幸福感が欲しいなって思いました。その時その時、良い意味で色々考えさせられる私にとって宝物のDVD作品です。
俺たちのメロディー(3)
このコレクションは,「人間の証明」と「野生の証明」に尽きます。この当時の自分を思い返さずにいられなくなる2曲だけで十分です。まずは聴きましょう。ラインナップの中では「恋人も濡れる街角」だけが(名曲ですが)テンションを若干下げてしまいますが,それでも聴く価値は十分。個人的には月曜日の朝とか仕事に気乗りしない通勤時に聴いて欲しいです。すれてない自分を思い出すことができます。
ザ・テーマ~日本テレビドラマ主歌集70年代
1の「さよならをするために」から、15の「ロンリーマン」まで、ハズレなし!「僕にまかせてください」のような隠れた名曲が収められているのもうれしい。
個人的には「前略おふくろ様」のテーマソングが懐かしくて涙もの。70年代のテレビドラマの充実ぶりを示す音楽であり、なにより「前略おふくろ様」のようなドラマが現在見られないことが確認できて腹立たしい。
全体的には80年代以降には消えていった「大人な感じ」を堪能できる。特に「大都会」パート1のテーマソングにそれが如実にあらわれている。鈴木茂の「バンドワゴン」みたいにかっこいい。大野雄二による「大都会」パート2のテーマソングと、聞き比べると、山下毅雄の「ルパン3世」と大野雄二の「ルパン3世」のテーマソングの違いに対応しているのがわかる。1977年あたりで音楽の質感は明らかに変わった。
柳ジョージの「祭ばやしがきこえる」の渋さはまぎれもなく、70年代のものであるし、SHOGUNの粋な大人のセンスも、80年代には傍流に追いやられていた。「さよならをするために」「冬物語」といった曲は、70年代前半の歌謡曲のクオリティーの高さを証明している。
もう少し欲を言えば、「いろはのい」のテーマソングと「俺たちの朝」のテーマソング(松崎しげるが歌っていた)が収録されていれば、なおさら良し!であった。
萩原健一の世界
「アフリカの光」のサントラは、おそらくここでしか聞けないレアな音源であろう。ストリングスとのアンサンブルで奏でる井上尭之スペシャルバンドの「酒と泪と男と女」は壮大なイメージを醸し出してくれる。バンド音源の陰の部分を聞く事ができる貴重なアルバムだ。