危険な遊び
過日、ギタリストの森園勝敏氏と話す機会があった。ご自身の2ndアルバム『Cool Alley』について話した際に森園氏は「ダニー・コーチマーの『Innuendo』みたいなアルバムを作りたかったんだよ」と話されていた。
このアルバムは、元アティチューズのギタリストであり現在はアメリカの一流セッション・ギタリストであるダニーの2ndソロ作である。森園氏がアルバム作りの目標としたのは、この軽妙なボーカルをフィーチャーしつつギタリストとしてのアイデンティティーを失っていない“バランスの良さ”の部分であったものと思う。「これ見よがし」みたいに延々とギターソロを聴かせるのではなく、ギターと他のパートとの演奏の距離感、ギターやボーカルがバンド・サウンドの「One of them」として存在するという“さり気なさ”のような世界を構築したかったものであろう。森園氏ご自身がバンドにおけるそういうポジションを望んでおられる方であるから、このアルバムの作風が気になったものと思われる。
実際にダニーのギターは短いソロの中でも濃密なフレーズを展開する事でギタリスト然とした佇まいを失ってはおらず、またボーカルのバックで鳴るギターにおいてもメリハリのついたバッキングを行なっていて「ギターの何たるか」を熟知している様が見受けられる。
アルバムの半分で、アティチューズの同士ジム・ケルトナーがドラムを叩いている。ジムのドラムは非常に軽快で、ロック系のあらゆるタイプの楽曲に対応出来る器用さとシャープなドラミングは魅力だ。
ギタリストのソロ作でありながらもボーカルを中心としたバンドの音を構築した見事な1枚だ。
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日本語のタイトルは『危険な遊び』ですが、原題は『The good son』。
直訳すると、“良い息子”という意味です。
こ、怖ーっ!!(>□<;)
本編を見た方なら、そう思うかもしれません。
マコーレー演じるヘンリーは両親に愛され、妹にも慕われ、初めて会うマーク
ともすぐ仲良くなるような明るい子供。
まさに“良い子”です。
しかし、母を亡くしたマークがヘンリーの母親に親子の愛情を求めた時、ヘン
リーは豹変します!
「母の愛を独占したい」・・・そう思う子供は沢山います。
しかし、ヘンリーはその気持ちがあまりにも強すぎて、歪んでしまっているの
です。
マークだけがそれに気づきますが、どんなに他の大人に言っても信じてもらえ
ない。
そのぐらいヘンリーは完璧に“良い息子”を演じていた訳です。
最後の最後にヘンリーが囁く「ママ、愛してるよ」という言葉。
母親への愛という、普通に考えれば美しいものが、この映画の中ではぞっとす
るほど恐ろしいです・・・。(ーー;)
普通の子供とヘンリーの違いは?
ヘンリーの母親の決断は正しかったの?
これからマークはどうなっちゃうの?
そう考え始めると、眠れなくなってしまうくらいはまっちゃいました。
とにかく深い話です。(@3@)
でも、そんな話に華を添えているのが、イライジャ演じるマークとヘンリー♪
タイプが違うけれど、二人とも美少年です!
特にイライジャは文句なしに可愛いvv(>▽<)
『ロード・オブ・ザ・リング』で初めてファンになった人は必見です!!
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田岡組長狙撃犯と同じ苗字を持つ凄腕の殺し屋鳴海。とにかく優作イズムにあふれて最高です。テレビのお好きな方には探偵物語の優作さんが人気ですが映画好きの優作アイコンはやはり遊戯シリーズでしょう。ナス型のレイバンやパイロットグラス、そしてベルボ、ファッションも優作さん以外絶対に似合わないかっこよさです。
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マコーレーカルキン、イライジャウッドが出演し、当時の二大子役出演で話題を集めました。しかし、ホームアローンで泥棒退治のかわいい役を演じた、カルキンがここではまさかの悪役です。最初はよくわからなかったけど、だんだん彼のやっていることがどこかおかしくて、危険だと感じ始めます。少し怖くなってきました。その時のイライジャの顔がそれを物語っている感じがします。それを逃げずに必死で立ち向かうイライジャはすごいですね。後味はあまりよくないけど、二人の演技にも注目してください。