ソプラニスタ(初回限定盤)
男性でありながら、ソプラノ歌手というその音域の高さにも驚かされますが、なによりも表現豊かな歌い方に感動してしまいました。
CDはクラシックとJPOP歌謡曲の2枚組からなっています。
クラシックももちろんすばらしい歌声です。特に「アヴェ・マリア」は
うまく表現ができませんが、体がメロディを奏でているというイメージです。
2枚目は、翼をくださいや少年時代、川の流れのようになど名曲がたくさん含まれていて、これだけでも贅沢な気がしますが、その歌唱力にまた曲が一層盛り上がってすばらしいできになっています。
特に2003年のヒット曲「さくら」はソプラノで歌うとこんなにも美しいく、広々とした野原に咲く大木の桜のさわやかな風に揺れるイメージで聴くことができます。
初回限定版にはボーナストラックに、ホワイトクリスマスとアメイジング・グレイスが含まれています。これももうすばらしいの一言です。今の季節にもぴったりですし。
文句のないとても贅沢なアルバムです。これが岡本知高さんのデビューアルバムとは・・・。今後の活躍が期待できます。
経験値上昇中☆
聴きやすさ抜群で、メロディと三姉妹のハーモニーが最高!
毎朝とかに聴く元気ソングにもピッタリだと思います。
一回聴くともう一回!と何度でも聴きたくなる名曲!
買って損はないとおもいます。
いい買い物しました☆
江戸川乱歩シリーズ DVD-BOX 1
リアルタイムで最初に見たのは、6巻の黄金仮面からだったので、ちょっと高いと思いつつ、誘惑に負けて買いましたが、期待以上でした。初期の作品は放送枠が90分のもの(DVD72分)が多いのですが、原作に忠実なものが多くて、物足りない感じはないですし。
兎に角天知茂がかっこよくて、明智ははまり役です。荒井注の波越、五十嵐めぐみの文代もいいです。
第1シリーズは松原智惠子、江波杏子、小川真由美といった今でも第一線で活躍している女優が出演していて、女優の演技力は一番水準が高いです。
個人的にお勧めの上位3つは、8巻の黒蜥蜴(明智と小川真由美演じる黒蜥蜴のスリリングな関係が見もの、宅間伸が本名で出演しています)、2巻の魔術師(夏樹陽子が美しいのと西村晃の若い姿が見られる)、3巻の悪魔の紋章(五十嵐めぐみとかたせ梨乃の処刑シーンは有名)でしょうか。ほかにも見所はいっぱい。乱歩ファンなら買って損はありません。
インプロヴィゼイションのための イヤートレーニング 2CD付
本書はジャズミュージシャンを基本的な対象にしていますが、取り上げられている内容はジャンルを選ばずあらゆるジャンルに応用が効くはずです。私もジャズを専門でやっているわけではないのですが、本書は非常に勉強になりました。本書は大きく分けて、歌うことと、タップする(体などを叩いてリズムをとる)ことの二つのパートに分かれています。またそれらは一つまたは同時に行われ、読譜、視唱、採譜などの様々な課題をこなしていくことになります。レッスンの順序は良く考えられていて、簡単なことから高度な物へと移っていきます。
この本の素晴らしい点は、歌うこと、タップすることを通して音楽を頭ではなく、徹底的に体や耳で理解させていこうとする姿勢にあると思います。
また特徴的なのはこの本で取り上げられている視唱の仕方は伝統的なソルフェージュシラブル方式を使っていないということです。つまり良く知られているドレミ、、、で歌わないで、代わりにスケールファンクションを示す数字をそのままシラブルとして使います。つまりドレミではなく1、2、3、というように歌います。これは賛否両論あると思いますが、利点としてはスケール内の音の役割を調性に惑わされず直接理解しやすく、ひいては音楽の構造が把握しやすくなる、ということではないかと思います。ただ私はこの点はあまり馴染めなかったのであまり気にせず進めることにしましたが。
本書をまじめに勉強していけば、かなり高度な音楽家としての耳を手に入れることになるでしょう。
ただし、本書ははっきり言ってかなり難しいです。最後の方にになってくると、歌もタップも非常に複雑なのに、それを同時こなさければならなかったり、またそれを視唱できたりしなければなりません。つまりこの本はまったくの初学者にとっては指導者無しで理解することは非常に困難だと思います。しかしこの本を取り組んだ後ならば、耳が楽器の能力に追いつかないということは、少なくなるでしょうから、(私はそうでしたが)是非取り組んでみてほしいと思います。
また注意点としては、著者は音程のサイズに注意を払うように述べています。長六度とか短三度とかの「感じ」ですね。時々絶対音感を持っている人がこの音程の感じを無視して、fromピンポイントtoピンポイントで音をだしてしまうということがあります。勿論それも間違いではないのですが、ことインプロヴィゼイションをする場合、それはあまり面白くない結果になるようです。経験からですが。ですから私はできるだけ音程のサイズに注意を払うようにしましたし、そのことはこの本から学んだことです。またさらに進むと本書はコード進行をアルペジオの様々なパターンによって歌わせようとしますが、これらの練習は和声感の習得のためにはこれ以上ない良い方法だと思います。私は今でもこうした本書のアイディアを音楽のあらゆる場面で役立てています。
全体的に良書なのは間違いないのですが、こなれない日本語訳やもともとの説明不足がたたって、実践抜きにしては理解がありえない本です。もちろん日本語訳に関しては訳者さんには同情しますし、著者の方も難しい内容を意図したように叙述するのには苦労されたのでしょうから、批判する気はありませんが。
本気で音楽を学んでみたいという方におすすめです。勿論望むのなら、いずれさらに高度な内容に移っていくのもいいでしょう。尚、この本には2があるようですが、そっちはかなりの部分がジャズを中心としたの和声学に焦点が置かれているようです。
FCバルセロナの人材育成術
サッカーを好きな子供たちを持つ親にとってとても為になる本です。
なにしろ語っている方たちが、あのバルセロナのカンテラを作り上げてきた方々ですので言葉の重みが違います。
自分(親)が子供の為に何をしてあげれるか、何をしてはいけないのか重鎮たちが教えてくれます。
翻訳の監修をされた方が、バルサのカンテラとかかわりがある方というのも良かったのではないでしょうか。ここまで興味深く読めた育成の本は今までありませんでした。