Getz/Gilberto
このALBUMは当初は、軽くボサノバって感じで買いました。アストラッドジルベルトの歌はミディアムテンポのメジャー系の曲だと、どうもつまらない歌手の一人に感じます。もう一人の親父の歌声、入りません!1番の驚き収穫は、なんとスタンゲッツでした。他のプレーヤーがお粗末過ぎるので、唯一の救いです。特に8曲目だと思いますが、歌手が抜けてバンドだけになった時のゲッツのソロ、最高です。哀愁おびた美しいソロ、絶品です。この一曲は五つ星を超えてます(^ ^)この一曲を聞きたい為に、このALBUM残してあります。この一曲無かったら? 間違えなく、処分でしょうね。少なくともゲッツファンの方、この一曲の為にこのALBUM買って下さい
アット・ジャズ・カフェ・ボサ・エディション
女の子向けの可愛いジャケットに騙されてはいけない。
このCDに収められた曲はボサノバのスタンダードであり、かつ、それぞれの曲を代表するテイクである。
アントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルトらボサノバ創成期の大御所、スタン・ゲッツ、ウエス・モンゴメリーらボサノバを語る上で外せないジャズ界のビッグネームらの演奏や歌が存分に楽しめる。
ボサノバで1枚、ベスト盤を、といわれたらこれを選ぶであろう。
吉村浩二氏の選曲はさすがだ。ライナーノーツで氏の駄洒落があまり出てこないのもいい。
しかし、曲の情報やアルバム名などの情報をもっといれてもよかったのではないだろうか。初心者に配慮して難しくしすぎないようにしたのだとは思うが。
ジョン・コルトレーン - ライヴ・イン '60 , '61 & '65 《ジャズ・アイコンズ DVDシリーズ2》
こんなアーカイブがあったとは、ただ驚くばかりだ。ジョン・コルトレーン(ts, ss)のライブこそ我々にとって最も見たい映像であり、しかもそのパーソネルのすごさときたら、まさにモダンジャズの歴史そのものである。まず1960年3月28日のドイツの収録ではウィントン・ケリー(p)、ポ-ル・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)というカインド・オブ・ブルーのリズムセクションだが、驚くべきことに、途中からゲストでスタン・ゲッツ(ts)が加わり、ゲッツVSコルトレーンというアルバムでも聴くことができないバトルが展開。コルトレーンの音に比べ随分小さな音量という感はあったが、さすがはゲッツ、トレーンの音の大きさにひるむことなく、また対抗することなく自身の持ち味で最後まで貫き通したところは見事だ。わくわくするシーンだった。もう一人 オスカー・ピータソン(p)の参加も驚いたが、日本語表記のクレジットでオスカー・ペティフォードとあるのは明らかに誤り。1961年12月4日ドイツにて収録のエリック・ドルフィー(as, fl)、マッコイ・タイナー(p)、レジー・ワークマン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)のフォーマットも興味深い。ドルフィーの生々しいアルトとトレーンの対比も鳥肌ものだ。1965年8月1日ベルギーにて収録のジミー・ギャリソン(b)参加のオリジナルカルテットは、絶頂期のコルトレーンの姿を伝えるすぐれたライブだ。ナイーマ、 マイ・フェイヴァリット・シングズをはじめとする十八番をベストメンバーの充実した演奏で心行くまで堪能できる。60年から65年という後期コルトレーンの円熟したプレイをベストメンバー・プラス・サプライズ・ゲストというおまけつきで映像と音源で楽しめる文化遺産的DVD。普段CD以外購入しない僕が思わず衝動買いし、「眼から鱗」、「瓢箪から駒」のお得盤映像である。
ゲッツ/ジルベルト
今までは軽めのボサノバが好きで休日の午前中や、気の重いことがあったときに主に聴いていた。 フラッと買ったこの一枚をはじめて聴いた時、少し重みがあり「お・・」と思った。午前中というよりは午後や夜に似合うのではと感じた。けれど猛暑日の午前中、緑のカーテンと扇風機、そしてこの1枚で心地よい時間を過ごせる。ちょっと大人のボサノバ・・なかなか。
モントルー・ジャズ・フェスティバル1972 [DVD]
チックがエレピを主体に弾いているので好き嫌いが分かれる作品かもしれない。RTFが好きな人ならもちろん問題ない。私がこの映像で凄いなと思ったのはトニー・ウィリアムスだった。最小限のドラムセットで涼しい顔で余裕をかまし凄い演奏をする。この時27歳。天才少年時代を経てすでにベテランの余裕。ドラムを演奏する人なら観ておいて損はないのでは。