ポオ小説全集 1 (創元推理文庫 522-1)
「狂気」を扱った小説家においてポオほど完璧な世界観を構築しえた小説家は数少ない。勿論焼き増しのような作品は数多く存在する。読めば読むほど圧倒的な筆力が強力な魔力となって読み手を引き込んでいく感じがする。「モルグ街の殺人」といえばミステリーファンなら一度は耳にしたことがあるかもしれない。推理小説の原点を紐解いてじっくり読み込み、その独特の世界に浸るのも悪くない時間のすごし方でしょう。
図説 だまし絵―もうひとつの美術史 (ふくろうの本)
日本でだまし絵といえば、エッシャーなどがすぐ取り上げられてきた美術史を塗り替える一冊。本来の「だまし絵」とはなるほどこういうものかと、教えられる。だまされることを知りながら、だまし絵に見入る。著者の精緻な観察と卓抜な見解による、「絵画をおもしろく見る」ための本。この本を読めば、芸術に関する物の捉え方が変わってくるはず。知的好奇心を満たしてくれること間違いなし。必見。
パラサイト [Blu-ray]
作品は良いものです。
安易なエイリアンの侵略ではないので楽しめると思います。
吹き替えも廃盤DVDに入っていた物がそのまま入れば言うことなしです。
ただ一つ気にくわないのがパッケージです。
VHS、DVDと変わらず受け継がれてきたパッケージを変えるなんて・・・
まぁアメリカがBDを出した時に付け替えたんでしょうが・・・
良いパッケージはそのままにして欲しいですね
悪魔のいけにえやラストアクションヒーローもそうですが
安易なパッケージ変更は簡便願いたいです
タミル語会話入門(CD付)
CDは、背景のタミルの町並みの雑踏なども入っているのが楽しいです。
例文もなんだかリアルでいいです(笑)オートリキシャの運転手との交渉の例文とか、家を借りるときの例文がおもしろいです。
ただ、英語で書かれたテキストの翻訳本ということで、説明がまどろっこしいところが各所あります。
例文の訳も最初のうちはいいけれど、章が進むと怪しくなってくるし、すぐに分かる誤訳もいくつかあります。
タミル語と英語を比べて説明している場所がいくつかありますが、これは直接日本語で考えられるように書いたほうがわかりやすいと思います。
また、口語の学習本ということで、すべてのタミル語がアルファベットで表記されていますが、できればタミル語の文字も併記してあると良かったです。
ぼくは他の日本語のタミル語学習本と見比べて勉強しています。
*本をより読んだあと、レビューに訂正を加えました。