MajiでKoiする5秒前
この時すでにCMやドラマでブレイクを果たしていた広末にとって、続いての歌への挑戦は必然であったといえます。目の前のハードルを全て軽々と越えていった広末は、CDデビューもさらりと当たり前のように受け流すのかと思いきや、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で初めてオンエアされたときの感慨無量の声は少々予想を裏切るものでした。しかし、それだけこの曲が広末にとって大きな意味を持つ一里塚となったことは想像に難くありませんし、竹内まりやによって完成された曲の大きさを改めて実感させられるものでもありました。等身大の女の子を描き出した「マジ恋」、そして切なくもどこか暖かいC/Wの「とまどい」。この名曲をデビュー曲として歌謡史に刻んでもらったことに、ファンとして広末と竹内まりやとの出逢いに心から感謝しています。
紫の鏡―木曜の怪談・怪奇倶楽部発“ウワサ”のホラー・ストーリー
小学生による投稿形式の怪談集。子供時代のタッキィ、翼のカラーグラフが冒頭にあります。テレビの怪奇倶楽部のもので、本の価値的にはこのグラフだけかな。でもタッキィは可愛いです。
Singles&More(2)
このCDを聞いてその認識をすぐに改めるべきだ。
初期ベストの「Singles & More」の時期は、ポップ・マニアたる彼らがやりたいことだけをやった
ある意味「分からない奴は分からなくてもいい」という路線だったが、
このVol.2収録の「HELLO,IT'S ME」「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」がビッグヒットしたことを受け
大衆性とマニアックさを両立させようと悪戦苦闘してきた当時の彼らの足跡がそのまま記されている。
その象徴が、「売れる曲」と「やりたい曲」のギャップに悩まされた末に
産み出された問題作「アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック」だろう。
音楽への愛情と、それゆえの混乱と、誰にでも分かるポップさと、
そしてレコードマニアがニヤリとするマニアックさと。その全てがここにはある。