とんでぶ~りん(1) [VHS]
下の中途半端なレヴューには惑わされないように!
子供向け作品と侮ってはいけない。こいつは成人男性のわたしが今観かえしても(といってもまだ10話目くらいまでしか観ていないが)実におもしろい。90年代のアニメ黄金期に生まれたオリジナルなセンスあふれるドタバタコメディの傑作。まったくもって明るく、テンポよく、ハチャメチャで、かわいらしい。ブタに変身するというオマヌケさ(しかしこのルックスは実にかわいらしい)がいろんな意味ですごくいい味を出している。それからなんといってもわくわくさせる話のヴァリエーションが豊かで飽きない。またOP、EDテーマ曲、劇中音楽がすべて実にすばらしい。ほんとに、ここまでオリジナリティとセンスの良さと温かみの詰まったコメディ作品は珍しいくらいでは?
また主演の果林/ぶ〜りん役の白鳥由里の、表情や展開に合わせてクルクルと多様に変化するコミカルで生き生きした演技がすばらしく絶妙で、まさに作品全体をひっぱっている。ギャップのある幅広い役柄をそれぞれ完璧にこなす声優界のスターとしての彼女の天才を改めて実感した。声優としての白鳥さんへの興味がある向きには必須だろう。彼女は声優の鏡だ。
とんでぶーりん DVD-BOX PART.1
子供向け作品と侮ってはいけない。こいつは成人男性のわたしが今観かえしても実におもしろい。90年代のアニメ黄金期に生まれたオリジナルなセンスあふれるドタバタコメディの傑作。まったくもって明るく、テンポよく、かわいらしい。アニメらしいポップな躍動感(表情や動きや背景の自由なメタモルフォーゼや転換など)を驚嘆すべきセンスで細部に至るまで縦横無尽にパワフルにリズミカルに詰め込んだハチャメチャな演出が実に爽快!。やっぱほんとにいいアニメが多いのって80〜90年代だよなあ。
ブタに変身するというオマヌケさ(しかしこのルックスは実にかわいらしい)がいろんな意味ですごくいい味を出している(ブタに変身することをカッコ悪いと思っているのに何故かぶーりんが街の人々や片思い相手にまで好かれてしまう主人公のジレンマなど)。またOP、EDテーマ曲、劇中音楽がすべて実にすばらしい。なんといっても話のネタが多彩で、毎回そうくるか、という発想にわくわくが尽きない。果林/ぶーりん、黒羽、琢磨、光一、トンちゃん、この五人をはじめキャラそれぞれの個性の強烈さを発揮する声優陣もそれぞれに見事で、彼らの過剰なまでのぶつかり合いがまた見物。
また主演の果林/ぶ〜りん役の白鳥由里の、表情や展開に合わせてクルクルと多様に変化するコミカルで生き生きした演技がすばらしく絶妙で、まさに作品全体をひっぱっている。ギャップのある幅広い役柄をそれぞれ完璧にこなす声優界のスターとしての彼女の天才を改めて実感した。声優としての白鳥さんへの興味がある向きには必須だろう。彼女は声優の鏡だ。