愛迷エレジー(DVD付)
曲調は様々で、繰り返し聴いても飽きない。それでいて歌詞の一つ一つのセンスもバツグン
新曲もあり、既成曲のアレンジも良い感じ
ボカロと人間ボーカルの両方があり、ボカロを聴きたい人は注意
地上満歌 -インターナショナル・バージョン- [DVD]
すでに原語のみのVHSを持っていますが、これはイ・ビョンホン氏の過去の映画のなかでは私が1番好きな作品です。ビョンホン氏自身の映画俳優としての欲みたいなものともオーバーラップして、希望を持って突き進む若者のひたむきさと物悲しさが見え隠れして、なんともすてきな作品です。「天国の階段」で日本でも知られるようになったシン・ヒョンジュン氏も素敵です。
必殺!!主題歌ベストセレクション~裏稼業の哀歌たち~
ベストセレクションという割には
山下雄三、西崎みどり
この2人の楽曲中心に構成してるよう見受けられます。
(この時期は両者の版権、徳間)
他の収録曲も
川田ともこ、三田村邦彦(東芝)
鮎川いずみ(ソニー)
藤田まこと(ポリスター)
と版権借りやすかったのを持ってきたって感じ?
あかね雲はキング発売のBGM全集以外の
他アルバムでもあまり収録されないので
このCDの目玉ですかね
鉄と主水さんの効果音は
本編音声からの抜きのようです。
(意外と手抜きっぽい)主題歌一覧と
歌詞しか掲載されていませんでした。
必殺と銘打って単独CDで主題歌集として
出ただけマシかと
ベストセレクションと言っても
他の名曲ずいぶん抜けていますけど・・・
キング発売のBGM全集でも
中村雅俊(コロムビア)、川中美幸(テイチク)は
収録されなかったので
相変わらず難しいのでしょう。
一応、一作目必殺仕掛人、TVシリーズ最終作必殺仕事人・激突!
を配置しているだけでもとりあえず構成考えた感じ?・・・
第二弾、第三弾希望します。
エレジー デラックス版 [DVD]
鬼才、イサベル・コイシェ監督の第三作。劇場で観逃していて、遅ればせながらDVDを購入。友人曰く、サラ・ポーリーと組んでいた1、2作目のほうが全然よかったよ、という言葉を耳にしていたので、不安だったんですが、杞憂に終わりました。とにかくペネロペ・クルスが美しい。
ストーリーは皆さん書かれてあるように、老年に差し掛かった大学教授が若い教え子の肉体に溺れて、自分を見失っていくというものです。一見よくある老残のときめきや苦さを描いた作品のように見えて、その底に美というベールに包まれた喪失(死)というとても深いテーマを抉っています。
主人公の大学教授は美術品のように若い恋人を愛するのですが、実はふたりの愛が本当のものになるのは、幾らかの年月と逡巡を経た、そしてさらに悲しい結末が訪れたときです。しかし精神論的な愛の表出ではなしに、あくまで肉体の美しさに終始拘りぬいたところが、この作品の骨頂なんじゃないでしょうか。テーマは人生における美というものが持つ残酷さなのでしょう。美しさは哀しみや恐怖と表裏一体ものです。それは限りある人生のなにかをせつなく訴えてきます。
モノクロームの写真やメトロノームの小道具の扱い方がとても上手く、とりわけゴヤの絵画は極めて象徴的に用いられていますけれど、一秒たりとも画面から緊張が途切れることがありません。淡々とした画面の中に、実に繊細に人生を掬ってみせている。
やはりこの監督、只者じゃないですね。個人的にはデニス・ホッパーがとてもよくて、改めていい役者さんなんだなあ、と。是非多くの皆さんにも観て欲しい一本です。