古畑任三郎FINAL DVD-BOX
第一夜がいいな。第二夜「イチロー」のはやっぱ「特別出演」という感じだったし(ドラマの中より、普段の試合中や記者会見の時のイチローの方が、かっこよすぎる「演技〔パフォーマンス〕」が上手い)、第三夜のは松嶋さんの役柄などの設定だけで、その後の話の展開が予想できすぎて今一つだった(ただし、古畑さんの「恋」は必見です。実はすごくシャイゆえのマジなのか、大人の余興なのかがあいまいで、微妙なのが、すごくいい)。
で、ベストは一夜目(ま、全部サイコーだけどね、の中からの選別ですが)。藤原竜也・石坂浩二のコンビが絶妙。上質の舞台演劇をみている感じであっという間に観おわった気分。はじめ藤原くんの方にスポットライトで、自意識過剰な若者の栄光と転落、ヒーローから道化へと落とされていく悲喜劇ぶりの演出によく応えているという感じで素晴らしかった(とくに、新商品のミルフィーユ生地が云々とベラベラしゃべるのを、現実みえてるおじさんたちにたしなめられてがっかり、といったシーンとか、よかったです。その後で「先生」にすがろうとするけなげざに胸キュン。そして、アア―)。
石坂さん、こわいです。物腰やわらかに人あたりよくたんたんと、しかし、というよりもむしろそれゆえに、こわいです。計算された言葉と身ぶりで目の前の相手をあざむく、演じることで他人を踊らせる、いえいえ、自分の「計算」と「演技」も知らないかのような表情とセリフ。石坂さんの役者としての厚みが存分に発揮された役どころだったでしょう。
っていうーか、「帰ってきた」はありますよね(誰にきいてんだ)?国民的な期待ですよね…。
すてごろ専科【完全版】 (マンガショップシリーズ 180)
石井いさみといえば「750ライダー」しか
知らないから買って読んでみた。
なんて言えばいいか色々な展開がある
一口でいえば「カッコイイ」だね。
この「すてごろ専科」主人公の人物像が
後の「750ライダー」につながるのか