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レッド・オクトーバーを追え (下) (文春文庫 (275‐52)) 映画化もされたトム・クランシーの代表作。これを読んでトム・クランシーワールドに夢中になった人も多いはず。

潜水艦をはじめとした兵器のみならず、戦術、戦略、各国の政治、経済、社会背景や、人間の心理・生理等を綿密に調査して書き上げられた本書は、潜水艦と言うネガティブな兵器をメインにした物語であるにもかかわらず、読者を一気にその世界に引きずり込む。レッド・オクトーバーのラミウス艦長をはじめ、多数登場する人物のキャラクターが非常に立っていて、読んでいても苦にならずに、すっと入ってくる。また本書以降の著者の小説にも登場してメインとなるキャラクターもいるため、本書はトム・クランシーの一連の小説を読むための手引書にもなる。軍事関係の小説が得意でない方にも十分読み!こなせる本であるため、幅広い読者に読んで頂きたい本である。読み終えた後の爽快感と著者の次作を読みたい衝動にかられる事は間違いない。上下巻で構成されるストーリーの下巻。


レッド・オクトーバーを追え!【字幕版】 [VHS] グリシャムやスティーブン・キングと並ぶ人気作家クランシーのJack Ryanシリーズの第一作。原作のような緻密なハイテク描写やいくつもの絡まった伏線には欠けるが、ショーン・コネリー演ずるラミウス艦長の存在感も充分で楽しめる。原作を併せて楽しみたい。
レッドオクトーバーを追え このゲームはナメられている、それが私には不満だ。はたしてシューティングゲームに求められるのはスピーディーな爽快感だけなのか?いや、違う。この「レッドオクトーバーを追え」がそれを証明してくれている。つまり、潜水艦という極めて小回りの効かない兵器を操る特異な感覚、それ自体がプレイヤーを普段見慣れたありきたりな日常から解き放つ、いや正確には重く緊張をはらんだ海底戦闘の戦慄へといざなってくれるのだ。幸いこのゲームは水の抵抗を意識的に再現することに成功している。プレイヤーは適度な不自由さと、それを優秀な艦長として乗り越える、楽しげな「水中」感覚を味わうことができるだろう。もちろん「砲撃」という海戦ならではのスリリングな体験も3D面でぬかりなく押さえてあるし、巨大ダコとの死闘という潜水艦愛好者が夢見るツボ(いわゆるタコツボ)も深海水圧なみに押さえているから嬉しい。ただし、映画や原作は我々の任務とは別の任務だ。
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