ヴェルサイユ訪問 [DVD]
映画『カストラート』の監督ジェラール・コルビオが、このドキュメンタリーの監督を務めているので、流れるような美しい映像を堪能できます。ルイ14世、15世、マリー・アントワネット、ナポレオン1世などの人物と宮殿との関係を焦点に、宮殿と庭園を紹介しているので、ヴェルサイユの歴史とともに、絵画、彫刻、調度品や室内装飾の流行の変遷や、離宮、王妃の村落、温室、運河、泉水など、ヴェルサイユの見所をきっちりと頭に入れることができます。ヴェルサイユを訪れる機会のある人は、必見でしょう。鏡の間や、王の寝所などの豪華絢爛な公的な部屋もよいのですが、プライベートな空間も多く紹介しているのも、このDVDの特徴かと思います。作り物の本が並んだ王妃の図書室と、付属する秘密の午睡の部屋は、本嫌いで堅苦しい宮廷を嫌ったマリー・アントワネットの性格が表れているようで興味深いものがありました。仕掛け時計や、精巧な寄木細工で出来た書き物机、メダルを蒐集したキャビネットなど、珍しい家具も良かったと思います。また、メイキングにもあるように、天候に苦労し、リモコン飛行機に搭載したカメラによる空撮で、ベストショットを撮りたい製作者たちの意気込みが伝わってきます。
パリ (タビトモ)
旅行ガイドの定番はだいたい買ってみたことがあり、
結果今あるなかではこれがベストだと思いました。
一番のポイントはサイズ(新書くらい)
あとは素材(表紙と、それに続く地下鉄路線図がコーティングされていて耐久性よし)
内容も、手続き関係から観光案内まで必要最低限を凝縮し、
初めての人からリピーターまで網羅できるようになっています。
モデルプランや地下鉄乗り継ぎ早見表(主要観光地)など
実際に旅の現場で必要とされる情報はキッチリ押さえてありつつ、
ビジュアルが多くてきれいで、事前に旅のテンションを上げるのにも十分な内容です。
コンパクトなだけに、文字は小さめなので年配の方には若干不都合があるかもしれませんが、
他の旅行ガイドでもそこに配慮されているものはあまり見られないので
そういう意味ではこれはベストに近いと思います。
地下鉄路線図はもちろん使いやすい(かつ頑丈)ですし、
地図もまあまあ使えますが、
パリについては慣れてきたら、デパートなんかが配っている
通りの名前が入っている折り畳み式の地図が、持ち歩くには一番便利な気がします(路線図もあるし)
私はホテルで毎日このガイドを読んでルートを貰った路線図に書き込んでから出かけました。
電子書籍がめざましく進化しない限り(割れない液晶とか)、次もこれにすると思います
世界遺産(22)「ベルサイユ宮殿と庭園/シャンボールの城と領地(フランス)」 [VHS]
思い出の町をDVDできれいな画面でみるのは最高です。自分でとったビデオよりきれいですし・・(--)。早く他の場所もDVD化して欲しい!
ベルサイユのばら [DVD]
ストーリーが全て中途半端に感じます。
首飾り事件にしたって,フェルゼンにしたって,煮え切らないまま進んでいく感じ…。もっとストーリーを重視して欲しかった…。
そしてあの最後は…!?原作は悲しいながらもスカッとするような潔い終わり方です。なのに…後味悪すぎです!「ええ~!!?」って叫んでしまいました。
とにかく見どころは女優さん俳優さんが美しい事。そして本物のベルサイユ宮殿。これを楽しみにご覧になってみて下さい。目の保養にはよろしいかも?
ベルリン・フィル・ヨーロッパ・コンサート1997 ヴェルサイユ宮殿のバレンボイム [DVD]
ベルサイユ宮殿内にこんな大きなホールがあることを寡聞にして知らなかった。木製だそうだが、大変に美しい音響を持つホールである。そこでのバレンボイムとベルリンフィルによる、フランスに関係した3曲の演奏会の実況である。彼自身以前パリ管の常任だったこともあり、ラヴェルではフランスらしい洗練された指揮ぶりを見せている。ただ、ベルリンフィルが無骨すぎて、やや堂々たるラヴェルになってしまった。指揮者自身のソロによるモーツァルトは、彼のあり余る技量を十分に制御したすっきりさわやかな演奏になっている。圧巻はベートーヴェンの「英雄」で、汗を振り飛ばしながらの指揮者のリードにオーケストラがきっちりと反応して素晴らしい緊張感を醸し出している。熱演が過ぎて最終楽章で若干オケが乱れるのはご愛嬌。どの作曲家のファンの人であっても、それぞれの演奏を十分に満喫できることだろう。