平成のオーパーツち~ちゃんの仰天動画評論

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不肖・宮嶋の「海上自衛隊ソマリア沖奮戦記」 (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)  94頁だし、今や国土交通省副大臣の辻元清美さんに対する恨み節(それも、不肖・宮嶋シリーズの誕生と重なる『ああ、堂々の自衛隊』からの引用)が多いのが気になるけど、まあ、情報もいっぱい入っているし、次の人材が育ってない感じがする中で、精一杯、頑張ってくれています。

 ソマリア沖の海賊退治に海自のSBU(Special Boarding Unit=特別警備隊)が含まれているというのは、この本で知りましたし(大いに経験を積んでほしいと思います!)、同じく海自のP3Cが2機もソマリランド近くのジブチに派遣されているのも知りませんでした。

 哨戒機P3Cを派遣している国は米国を除くとスペインドイツだけで(フランスは性能の劣るアトランティック)、それも一機ずつ。しかもスペインなんかは一機130億円もするP3Cを5機しか保有しておらず、ドイツも8機しか持ってない。ところが、我が海自は100機も持っているんですなぁ。いや、心強い。このうち2機ぐらい、派遣したっていいじゃないの、みたいなもんですが、その2機というのが他国と比べて圧倒的というのが不肖・宮嶋の言いたかったこと。納得です。

どくとるマンボウ青春記 (新潮文庫)  本書は、「珍しく沈んだ書きだし」という章からスタートしています。昆虫マニアとして天真爛漫に虫を追いかけてる少年だった著者が、旧制松本高校で寮生活を送るうちに行動が一変してしまい、人生の意味を問うて思いつめる青年になってしまった姿を対比させているのです。
 以下、初めに空腹ありき、教師からして変である、小さき疾風怒涛、瘋癲寮の終末、と戦後の食糧難の時代を背景にした著者の青春が語られます。
 そこには、ウツボツたるパトスを持って夜を徹して議論する先輩たちがおり、人生について真剣に考える寮友たちの様々な生態がありました。
 印象深かったのは、読んだ本のページ数を記録する寮生の話で、彼はページ数の合計がどんどん増えていくのを生きがいにしていました。数字を増やすために活字の大きい本を読む、という方向へ脱線した彼は、とうとう、ページ数では飽き足らずに読んだ本の文字数を数えるようになりました。文字数を数えて記録・合計することに時間を取られ、内容を理解する余力もなくなった彼。

 そんな変なヤツがたくさん生息する寮生活というものを知り、なぜか私は「自分も寮に入って青春したい」と決意してしまいました。
 苦しい受験生活を送り、私が入ったのは旧制高校的なバンカラの雰囲気がかろうじて残る5人部屋でした。この寮で先輩から寮歌を教わり、寮生集会で政治的立場が正反対の民青とカクマルが議論し合う場面も目撃しました。
 この本を読んでいなければ、寮に入っていなければ、私の青春は全く違った彩りになっていたでしょう。本書は、間違いなく私の人生を変えた1冊です。アマゾンでも最も売れている北杜夫の著作、というのも納得します。

 嵐のような青春を送った後、著者は父・斉藤茂吉と同じく医者と文学の道を歩みはじめました。自分が何者かを確かめる期間を青春とすれば、本書はまぎれもなく青春を描いた一級のエッセイです。


相棒 (PHP文芸文庫) 福山龍馬をチラチラ観ながら、

「竜馬はあんなにカッコよくないよ〜」

同時に、

「でもって、竜馬はもっとカッコええねんで〜」

と思っていた私にとって、「相棒」の龍馬はまさに等身大。

龍馬のみならず、土方も沖田も、みんな頭の中のイメージの通りの漢たちばかりで、
この本と関わった2日間、幕末の世界で至福の時間を味わいました。

ラストを含めて「史実」かどうかはお愛嬌の世界だけれど、
彼らが交わす会話は、実際に声が聞こえ、その表情が見える氣がします。

作者の幕末物の読書量が半端ではないことがうかがえます。

五十嵐貴久は、「大脱走」も「ダイハード」も「スティング」もいいけれど、
(あれ、タイトル違ったっけ?)

この「相棒」が私にとってはベスト・オブ・イガラシでした。

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