冬の嵐【字幕版】 [VHS]
アーサー・ペン監督の正統派スリラー。メアリー・スティーンバーゲンがある意味でずっぱり。ヒロインの肉体にダメージを与える設定があるのですが、ちょっと異常な感じ。ああゆう設定って今まで見たことがないので・・・・邦題もなかなかいい感じの結構怖い映画でした。
奇跡の人 [DVD]
ヘレンは生後間もなく
見る事
聞く事
喋る事
が出来なくなってしまいます。
ヘレンに教育どころかしつけすら与える事が出来なかった家族は
家庭教師をボストンに要請しました。
派遣されたのがアン・サリバン。
アンはヘレンに躾を施し、言葉を教えます。
それは決して甘えを許さない厳しいものでした。
甘えが学ぶ事から遠ざけていると、アンは理解していたのです。
その激しいやり取りがこの映画の見所です。
こういっては語弊があるかもしれませんが
息をつかせアクションを見ているような気分になります。
一瞬たりとも目が離せないのです。
そしてその世界に見入られて
画面の中がとても演技には思えないくらい
迫真迫るものがありました。
そして心が開く瞬間。
それはヘレンが言葉の存在を理解した瞬間。
もう涙が止まりませんでした。
目も見えず耳も聞こえない人間が
言葉の意味を知った時の世界の開き方は尋常ではないと思うのです。
ものには名前があり
言葉というものが存在し
たとえしゃべることが出来なくても
言葉を理解すれば
他の人とコミュニケーションがとれる。。。
そのことを一瞬のうちに理解出来た瞬間です。
ヘレンの心では
真っ暗な闇に、くらむほどのまばゆい光が差した事でしょう。
健常者ならすべてが当たり前に受け止められることが
障害者にとってはそうではなく
そこに辿り着くまでの道がなんて困難なことか。
そして気づかされるのです。
見える事、聞こえる事、喋れる事の尊さを。
同時に
躾と教育の素晴らしさを。
人が成長する姿を。
この映画が撮影される前には
同じタイトルの演劇が上演されて
同じキャストでこの映画がつくられました。
上質な演技はそこから培われたもの疑いません。
この映画は教えてくれます。
決して諦める事無く
信じて、掛けて情熱と努力を費やせば
暗闇に光が指す、と。
それは時に奇跡と呼ばれます。
余談ですが
奇跡の人とはヘレンではなく
アン・サリバンのことを指すそうです。
自分も間違って理解していました。
ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸
読んでいて、苦しくなるくらい、平和を祈らずにいられなくなる本。
ベン・シャーンの 絵は圧巻!!
文章もぴったり。
こうの 史代 さんの、「桜の街 夕凪の?」なんだっけ???(忘れてしまい、スミマセン、こうのさん。でも、あなたの本、三冊買ってるから、許してください。^o^;)
と、あわせて読みたい一冊☆