日本アニメーション 世界名作劇場 主題歌・挿入歌大全集 第3集
正直、一度も番組は見たことはなく、
I・IIと一連のCDを買ったので、
ついでに・・・という感じで買ったのだが、
ついでなんて、申し訳ないくらい素敵な曲が並んでいる。
曲の素晴らしい出来栄えに、
なぜ、大人になっていたあの頃でもいいからと、
放映を見ていなかったのかと、非常に悔やまれる。
現在、作曲家として活動している「伊藤薫」や、
ものまねタレント&作詞家の「篠塚満由美」
そして、現在活躍中の声優や、
現在は芸能界を引退している人まで、
たくさんの歌声を聴けるのもうれしい。
しかし、「空へ…(笠原弘子)」って、
すごいいい歌…。
これは、アニメと違うオリジナルバージョンがあるらしいので、
そっちも聴いてみたい。
七つの海のティコ (竹書房文庫―世界名作劇場)
私は読む前、大して期待していませんでした。
しかし、読み終わった後、それが間違っていたことが分かりました。
この場をもちまして謝罪させていただきます。
全体としてSFのニオイが立ち込めていました。
時代は今であるのだけれども、向こう側のほうが時間的に“進んでいる”と感じました。
何よりも感激したのは極めて哲学的なクライマックスでした。
「新しい生命が古い生命を受け継ぐ」、「おまえたちは海そのもの」などなどです。
人類と自然との関係そして全ての生物との生・死について考えさせられました。
ただ欠点を申せば、少々血なまぐさいところでしょう。
「アザラシの剥製」や「ペンギンに銃を乱射」などの表現は過激でした。
また欠点とは言えませんが、『風の谷のナウシカ』を髣髴させる場面がチラホラ飛び交ってます。
完全なオリジナルティは無理としても、もう少し新鮮さも欲しかったです。
ヒカリクジラとの対話はちょっと似てるなあという気がしてなりませんでした。
とやかく言いましたが、生と死を考えさせて難しい本ですが、
神秘的な印象を残すこと間違いなしの本だと私は思います。
そして神秘を感じた人は<解説>の林原めぐみ氏の文も読めば
神秘度はさらに増すはずです。
TVサイズ!日本アニメ名作主題歌集
名作アニメファンなら、永いこと切望していたアイテムではないでしょうか。いわゆるレコードバージョンの方はすでにメーカーの壁を越えて1セットにまとめられていますが、こちらはオリジナルTVヴァージョンの集大成。レコード・バージョンを編集して「擬似TVバージョン」に仕立て上げているだけでは、という危惧は不要。毎週テレビで耳にした、あの音そのもの。しかもフィルム起こしなどではなくオリジナルテープからのデジタル化。文字通り本物です。一部モノラル音源も含まれますが、妙な小細工をされるよりよっぽど良いと言えます。正真正銘の本物なのですから。何故ここまでオリジナルのTVバージョンにこだわるかと言いますと、いわゆる「主題歌」にありがちな、レコードとの編曲の違い、ヴォーカルのテイクの違いがこのシリーズにも顕著だからなのです。今、それら輝かしい思い出が、この一枚に集まりました。収録時間71分41秒。長くも短い至福のひとときをどうぞ。
七つの海のティコ(1) [DVD]
名作劇場の中で唯一、原作なしのオリジナルストーリーで賛否両論あった物語ですが私はお薦めします。 特徴は物語の舞台が世界中の海であり壮大であること、そして名作劇場の中でも屈指の個性的な人物達。仲間として旅をする皆それぞれに長所と短所がはっきりしていて、それがまた観る者を物語の中に引き込んでくれます。中盤で悲しい展開もありますが全体としてドキドキしながら観られる、そして考えさせてもくれる名作だと思います。
七つの海のティコ (絵本アニメ世界名作劇場)
1994年1月から12月に放映された、テレビアニメ「七つの海のティコ」を、絵本にしたものだ。
原作なしで、アニメ化されたものだそうだ。
海洋生物学者のスコットと、日本人の母親の間に生まれたナナミ。
母親がなくなったので、父親とアルと3人で海洋調査船で暮らしている。
ナナミは、何もつけなくても深いところまで潜れるようになっていた。
また、シャチのティコと友だちだった。
スコットは、伝説のヒカリクジラを探していた。
ヒカリクジラを捜し求めての大冒険。
生と死、命を受け継ぐとは、命を見守るとは。
そんな事を教えてくれる本だ。