ビー・グッド・ジョニー・ウィアー Vol.1 [DVD]
ある意味フィギュアスケートと言う枠を超えた、 そんなDVDとなっていると思う。 試合やアイスショーからの姿だけでは、想像もつかない、とにかく、様々な事をいつも考え、感じているのかと、そんなジョニーが見れる。他でも書いたが、彼があまり、評価されていない試合もあり、残念に思っていた。フィギュアにおいて、表現は大事だ。しかし、技術がたしかなもの、それが先に評価された上で表現力を評価しなければならないと考えている。 ではジョニーは?表現力の事をよく言われるが、では技術力がないのか、そんな事は無い。ジョニーはたしかな技術力の上に成り立つ、表現者なのである。男子は力強さがあれば高い評価が得られるのか。ジョニーのように中性的な魅力を醸す男子のスケートは、評価されないと言う事なのか。 疑問を持ち続けている。
祈り~You Raise Me Up
原曲はアイルランド/ノルウェー出身のミュージシャン、Secret Gardenが'02年に発表したオリジナルナンバー。日本語によって訳詩されたのは今作が初めてとなります。
私がこの歌を初めて耳にしたのは、トリノ五輪時に荒川静香さんが歌い上げたものになるのですが、当初その壮大な旋律にのせて、まさに時を越えて語りかけられるような、一種の普遍性さえ彷彿させられる思いに至ったメッセージを前にして、もっと古来より愛され続けてきた世界的な名曲の一つであったのではないかとばかり思っていたものですが、今回この素晴らしい作品が比較的最近発表された楽曲であることを知り、大いに感銘を覚えることとなった次第になります。
冒頭、心の内に宿した想い人の面影にふと問い掛ける姿や、厳しくも雄大な自然に静かに語りかけるそれは、今ある孤独も困難もすべてを内包するように、ひたすら優しく歌い上げられる。既に過ぎ去ってしまった輝かしい日々も、これからも背負い続けることとなる苦難も、すべてはまだ見ぬ明日へと続く。そこにあるのはまさに「希望」。迷いや不安を払拭するように、一気に舞い上がるような昇華をみせるサビは、立ち込める暗雲を天光が切り開くような情景が彷彿させられ、実に幻想的に感じました。
これだけの表現力を持った歌姫の存在だけでも圧巻しましたが、御徒町凧さんの訳詩がまったくもって素晴らしい。上記に挙げたような、口語体を取ったフレーズが本当に切なく、まるで女性が虚空に返りはしない問いを掛ける姿が思い浮かぶようで、それがまた涙腺が緩んでしまう心持がしました。
Celtic Woman
とても澄んだきれいな声と、しっかりした音程でありながら
どこかほっとさせてくれます。
エンヤが作ったケルトブームのマイルストーン的存在だと云えるでしょう。
「You Raise Me Up」がトリノオリンピック:アイススケート
荒川静香のエキシビジョンで使われていました。
COACH コーチ [DVD]
レビューをみて購入を検討、と思い読んでいましたが、
投稿者のなかに、安藤美姫さんを美紀とか書いているような、おろかで非見識で無礼な方がいらっしゃるようです
人名を間違えるというのは、どんなつまらない映画よりも罪深いことです
また、特定の出演者を攻撃するのは、誹謗中傷に近く、作品の評価とはいえません
高い評価だけの作品を見るつもりはありませんが、不愉快きわまりなかったので、
レビューを投稿するひとは、自分がその資格があるか、最低限の見識をもって行ってほしいと考えます
ということで、そういうレベルのひとがけなしているようなので、この作品を買うことに決めました
15歳の寺子屋 乗り越える力
100ページにもみたない薄い本ですが、内容は濃いです。
荒川静香さんが金メダルを獲った頃にも、ルポタージュは出ていましたが、テレビのドキュメント番組で繰り返し放送している内容を、そのまま本にしただけでした。採点の基準が変わってからの奮闘ぶりなどにスポットを当てていて、それ以前の記録についてはさらっと触れてある程度で。
幼少の頃からの、フィギュアへの気持や姿勢を読みたいと思ったものです。本書は、まさに知りたかった面がふんだんに語られていました。しかも、思っていたのとは違う荒川さんの姿がありました。オリンピックで金を獲ることに対する明確なビュジョンはについては、意外なものでした。
本書は、荒川静香伝として楽しめるだけでなく、自己啓発要素もあって真のポジティブ思考が身に付きます。日本は、今はフィギュアスケート大国といわれるようになりましたが、以前は、「日本人は外国の選手に比べて駄目。無理」とされていました。伊藤みどりさんが、活路を切り開いたとはいえ。フィギュアに限らず、前例がないから、年齢、その他もろもろをあげて、最初から諦めてしまったり、他の人にも諦めろと決め付けるケースは、いたるところで見かけるので、考えさせられ、「無駄」「無理」の連呼をする方が人間の可能性をついばむのだと、発想の転換が起こります。
コーチである立場の人からのアドバイスを、自分自身でどこまで受け入れるか、時には自分で考え決断し実行する大切さも学ばされます。思っていた荒川静香像と違っていて、今だから語るのを許されたんだろうか。
他にも、興味深い考えがふんだんに盛り込まれていています。
「美しさ」とは何か。
「表現」とは何か。
「人に伝える」とは何か。
オリンピックほどの大舞台とまでいかなくても、受験を控えている人や、もっと小さい何かにチャレンジしている場合でも、痛快に読めます。小中学生向きに書かれていますが、荒川静香ファンはいうまでもなく、大人にもお勧めです。