蛇にピアス [DVD]
原作を読んでから見ました。
原作のイメージも壊れず、映像化の良さもあり、とても良かったです。
アマとシバのキャスティングがピッタリはまってますね。
ルイはイメージと違ったんですが、悪くないです。
原作ではあまりインパクトがなかった(単なる私のイメージ力不足?)舌ピの拡張なんか、
すごく痛くて(笑)、吉高さんのあの涙にやられました〜
原作が好きな人は見て損はないです。
原作を読んでない人は読みましょう!(短いですから)
吉高さんは惜しげもなく裸をさらしていますが、やはり若さというのはそれだけでエロいな。。。と思いました。
スタイル抜群ではないところがまたイイです。
シバさんの刺青がセンスがないように感じましたが、ルイの刺青は素敵でした。
個人的には最初と最後のシーンはあまり好きじゃないです。
古臭い日本映画を見ているようでした。
所々にちょっとおじさん臭を感じてしまったので、もう少し若い監督が作ったら・・・
なんてちらっと思ったりもしますが。
(なんかいまひとつパンクじゃないってゆうか)
主役3名が良い演技をしているので、
脇役はもう少しおとなしくしといて欲しかったです。
小栗、藤原、唐沢は出てこない方がもっと良かったかと思いました。
(そこで−☆1つ)
カフカ 田舎医者 [DVD]
田舎医者はカフカ特有の不条理さが炸裂している彼の代表的な短編の一つだ。しがない田舎医者が自分の労働環境にぼやき、瀕死の少年を眼前に裸になって逃げ出すというストーリーはなんとも現実離れしている。しかし、過労からくるモラルの欠如などは日本の医療現場にも当てはまらないだろうか。カフカの世界が歪んで見えるのは、現実世界そのものが歪んでいるからだ、と思えてしまう。
今回のアニメーション化において目立ったのもこの歪みであり、カフカ独特の不安と緊張感が全編を通して伝わってくる。田舎医者の頭を見れば分かるように、登場人物や背景は極端にデフォルメされ、物語のテンポは変則的でとっぴょうしもない。それに加えて、ぼかしのようなエフェクトが一種の閉鎖感を与えている。アニメとしてはヘンテコだが、カフカの世界が忠実に再現されており、カフカの読者もうならせる仕上がりになっている。
さらに山村氏は映像化するにあたって、いくつか田舎医者の解釈を提示した、と自負している。僕が気づいたのは田舎医者に仕えるうら若き乙女ローザが、原作者にそっくりなこと。美しい鼻筋と太い眉毛にパッチリした目。もうカフカにしか見えない。カフカも若い頃に逆レイプされた、という説があるのでそのへんと関係がありそうだ。
また、それより重要だと思えるのが、美しい傷を持った少年と田舎医者が実はそっくりの顔と体つきをしていること。実際、田舎医者の原作を読む限りは二人に共通する身体的特徴は一切書かれていない。今回、あえて田舎医者と少年をそっくりにしたことで、山村氏は二人の共通点を鮮明に浮き上がらせることに成功している。それはキャッチコピーにあるとおり、「絶望の朝」を二人がこれから迎えることである、と僕は思う。
商品の詳細には21分と書いてあるので心配だが、是非ともメイキングやインタビューも追加してほしい。特典映像追加の願いを込めて星5つ。
罪と罰
椎名林檎のカップリング曲は、彼女の好む世界であろうjazzyな曲や、小洒落た曲が多く、1曲目のインパクトに比べると(林檎ファン意外は)あれれ?って感じになる。
これは2曲目にスタンダードナンバーの思い切りロックなライブ音源(このカバー好きですね、高校時代バンドでやりました)、
3曲目にポップバラードといえる一曲。彼女が高校時代にかいた曲だそうで、いい意味での若さが出てますね。こういうひねくれない曲が最後に入ってるのは珍しいかも。
1枚とおして飽きずに聴けます。
というわけで、ポップファンにも楽しめる1枚。林檎ファンにもおいしい1枚。
間違えて★3つにしてしまいましたが、5つです…。
マザーズ
おすすめ本として紹介されていたため手に取った。
はじめは、正直読むのが辛かった。かなり詳細に子育て中の母の
心情がつづられている。
主人公3人の設定に多少行きすぎ感を感じたものの、本にすれば
どの子育てもこのようになるのではないかと感じた。
日本では「母親は子どもを愛せて当たり前」という風潮があるが
この本の主人公たちのように、「日々、反省と葛藤の連続」という
方が、現実に近いというのが子育て中の私の実感。
これから子どもを持つ女性にはお勧めしないが(リアルすぎて)
男性や、今子育て中の方には読んでほしいと感じました。
母親になろうと、もがくという体験を追体験または思い出せると
と感じた。
読みやすくないという点で、星をひとつ減らして★4つ。
吉高由里子 フォトエッセイ 吉高由里子のあいうえお
まあ、読んでみてください。立ち読みでも。ギャンブル好きというおっさん臭さも漂わせつつ、メールでは乙女、仕事場で寝落ちとか、1つの体にどんだけ無茶な人格突っ込んだんだと言いたくなる。でも、これがどんな役でもこなせる懐の深さになるんだろう、きっと。
一言で言うと、男前だ。