恋愛偏差値 DVD3
単純に私は冴木行彦役の柏原崇ファンなので見ていたんですが、ミーハー心を除いたとしても面白いドラマでした。瑞子の年齢に近い私には恋に臆病になる気持ちも凄く判るし、千絵の時代も経ているのでとにかくまっしぐらになる気持ちも判る。でも実際に冴木みたいな人って居るのかな?と思いながらも、こんなエリートに接近されたらクラクラしそうですよね(笑)ドラマ中に出てくる『恋愛偏差値』の映画看板に書かれている【だから恋はやめられない】のフレーズ、結構好きです。私は第3章しか見てないので他のリレー部分が良く判らないのですが、是非また見てみたいと思います。
一瞬でいい(上) (新潮文庫)
本の帯とカバーの写真に惹かれて唯川さんの本を初めて買いました。
主人公の年齢に近いので、バブル前後の記憶を重ねながら頁をめくりました。
それにしても最近は、女性作家の小説に読みごたえのある作品が多いですね。
都知事が芥川賞選考委員を辞めるにあたりご託を並べてますが、老いの繰り言です。
ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
恋愛偏差値 DVD-BOX
恋愛主題で成功したドラマはそうそうないと思います。『恋愛偏差値』は、1章4話という適度な長さだからこそ成しえた、純粋な恋愛ドラマです。きっと一つの恋愛模様を取り上げて12話もやったら、内容は膨らまず、グタグタになり、中弛みするでしょう。しかし、このドラマにはメリハリがあって、どの章も飽きさせない魅力があります。それはドラマの構造の点だけではありません。中谷美紀さん、常盤貴子さん、財前直見さん、柴咲コウさんが素敵な演技で魅せてくれて、かつ、4人には(誰かには)共感出来るという事です。感じる事はもちろん人それぞれですが、私は自分が自分でいられる恋愛、自分らしく生きる道を考えさせられました。社会や周りの環境に染まってしまっている時、自分の生活に疑問を抱いた時には、伝わってくるものも大きいと思います。安っぽい言葉に聞こえてしまうかもしれませんが、本当に勇気を貰えます。
恋愛ドラマに対しては苦手意識が強かったですが、これは心底ハマりました。
長くなってしまい申し訳ありません(笑)
息がとまるほど (文春文庫)
まだ40ページぐらいしか読んでいが、たまたまブックオフにあったのを買って読んだ。やっぱり評価高いな。結構面白い。あまり本を読まない自分だが、この本はあまり量もなく内容も面白そう。オススメ
テティスの逆鱗
一気読みできるというのは、物語にひきこまれたということ。
ちょっと有名なマンガに似てますね。
美人で容姿が売りの売れっ子芸能人が、美容整形依存症になっていくところ。やり手の女社長も出てきたり、売れるための接待も描いてる描写が、マンガと小説の違いはあれど、似てる。まあ、この設定は、この描き方しかないのかもしれないけれど。
売れっ子芸能人だけじゃなく、様々な女性が整形に依存していく話です。
「依存」は心が満たされないからおこるもので、その先には、さらなる空虚が待ってるわけです。
唯川さんの本は、読んでいると女性として心がえぐられるような作品が多いです。それでも、読みたいと思うのは、やはり、女性なら誰しも目を背けてはいけないと深層心理では思ってる部分をリアルに描いているからじゃないかなあと思います。
何かに依存してしまうのなんて、誰にも起こることであり、それが「美」というのは、それこそ、誰にでも起こりうることです。
今までは、「恋愛」(しかもドロッドロ)がテーマのことが多かった唯川さんですが、なんだか、もっともっとさらにドロドロとした世界へ進んだような気がしました。
ただ、小説の章立ての手法も、また、今回のテーマも、そんなに目新しいものではないので、その点で、☆4つです。作品は、楽しめる作品でした。文体も、相変わらず読みやすいです。