「上手になりたい!管楽器」 Vol.2 サクソフォーン編 [DVD]
3巻セットで、1巻目と2巻目は主に初心者にサクソンフォーンの演奏方法や楽器の管理方法などを教えています。
3巻目は大サービスですね。大半を須川展也さんの演奏で占めています。後半、今度は普段演奏を指導している先生に、指導方法を教えています。
須川さんの解説はわかりやすいです。お勧めします。
sugar
私はこのCDを買ってから、本当に「サックスを始めた」のかもしれない。
須川氏の名前は前から知っていたのですが、「サックスのクラシック??良く分からないな...」という印象を持っていました。
たまたまCDを買いに言った時、須川氏のCDが幾つか置いてあり、お金にも少々余裕があったのでベストセレクションと書かれていたCDを買ってみました。
買ったが最後、おそらく1週間ぐらいこのCDしか聞いていなかったと思います。頭の中は「?」と「!」で埋め尽くされました。学校の授業もまともに聞いていなかった記憶があります。
とにかくこの音色に驚きました。それから須川氏のCDを幾つか買って、クラシカルサクソフォンを聞いて聞いて聞きまくり、調べて調べて調べまくり、コンサートに行って行って行きまくりました。
今では何とか「それらしき音」が出るようになったかな...
それはさておき、最近やっとこのCDを「聴ける」余裕が出てきたのでちょっとだけレビューを。
まず、曲がどれも美しいです。サクソフォンの為のオリジナル曲は少ないのですが、どれもサクソフォンの為に作られたかのように聞こえます。それは恐らく演奏者によるものなのですが。また、割と最近の録音から「初期須川」の録音もあるようで、須川氏の成長?もどことなく分かるかもしれません。
もし、死ぬ直前に一枚だけCDを聴けるならば確実にこれを選ぶと思います。まさに、「人生を変えられたCD」です。
SEA-003 A・ピアソラ/啼鵬 アディオスノニーノ 須川展也サクソフォン=コレクション
言わずと知れたピアソラの代表作のアルトサクソフォンのソロアレンジです。
この曲はニューヨークにいる時に父の訃報を聞き一気に書き上げられた作品はノニーノとはイタリア語で"おじいちゃん"を意味するがピアソラの父ビセンテの愛称でもありました。
この曲を雰囲気を壊すことなく、見事なアレンジに仕上がっています。
はじめはアルトサックスのソロが1ページ分続きます。
そのあとピアノが入ってきて主題にうつります。
途中、ピアノのカデンツァが入り、最後はアルトサックスのフラジオでしめくくられます。
音源も発売されており、須川展也氏の演奏で“Cafe1930 ~ピアソラに捧ぐ~”
(1995.7.19発売 TOCT-9101) に収録されています。
少々難しいかもしれませんが、演奏しがいのある一曲です!
「夢」- 須川展也 クラシカル・ベスト
同じサックス奏者として、音作りの参考に、響きのイメージをもつために、
須川さんのCDは色々と聴いてきました。
今回の「カヴァレリア・・・」聴いていてとろけてしまいます。
甘く、透明感あって、1曲目からやられました(^^♪
うまくなろう!サクソフォーン (Band Journal Book)
私自身もサクソフォンを吹いているのですが、この本から得た事は確かに多いです。しかし、ある程度のレベルの人にとっては「あたりまえ」の事が書き並べられているだけに見えると思う。
しかし、「あたりまえ」に仕上がっている分、非常に普遍的な内容に仕上がっているので、初級者には是非購入することをおすすめします。
また、本書の最後の部分には様々な特殊奏法の紹介、練習法などが掲載されています。様々なサクソフォン教本がある中、特殊奏法の練習法まで書かれているものは少ないでしょう。「あの奏法ができる様になりたいけど、それだけのために先生に付く訳には...」という上級者の方にピッタリだと思います。内容もなかなか詳しいです。スラップタンギング、ポルタメントなどについて書かれています。
一度読んでみれば、須川展也氏のHPのFAQで「この本を参考にして下さい」とたくさん書かれている理由が分かるかと思います。
取り留めのない文章になってしまいましたが、全てのサクソフォン奏者に薦めます。