あなただけの修証義―カラー版『道元禅師の生涯』つき
修証義についての解説本は色々ありますが、この本は文字が大きく、写真や絵を沢山取り入れて見やすく解りやすい構成になっています。修証義の解説本は色々読ませていただきましたが、自分の中では一番の出来だと思います。初めて修証義の解説本を買ってみたいと思っている方にお勧めです。
江戸おしゃれ図絵 衣裳と結髪の三百年 (講談社ARTピース)
菊池ひと美さんによる江戸のファッション図録。
イラストがきれいです。
江戸といっても300年近くの長大な時間であるので、
それを初期、中期、後期に分けて解説しています。
この手の文化史は新書などによく登場するテーマなのですが、
本書がそれらと一線を画しているのは、
イラストがカラーだということ。
色鮮やかな着物のイラストを眺めていると、
江戸時代の暮らしが鮮やかな瑞々しさに彩られます。
ぼんやりと眺めるのもとってもいいですね。
SHUFFLE! キャラクターイメージヴォーカルアルバム シャッフルタイム
SHUFFLEの関連商品は、良い物が多いです。今回のヴォーカルアルバムでは、メインヒロインのシア(明るくハキハキしてます)、リン(しっとりしていて、歌姫です)、楓(稟君に尽くしてます)の歌も良かったですが、カレハと樹と神王&魔王の歌がもっと良かったです。
そして、私の一番のお気に入りが亜沙先輩の母親である亜麻さんの歌です。
Shuffle! BOX 【初回限定生産】 [Blu-ray]
きっかけはたまたまテレビをつけていたら、です。
OPでの登場者達に何処か漂うシリアスさに期待して。
いやそれはここで関係ありませんね。
ある話での映像演出のエキセントリックさで、一部分ではブームになったことをこの場におられる方のほとんどは知っているかと思います。
それは真に正しい。
ですが出来るならもう少しおはなし全体を、
俯瞰して評価してあげられる、あげるべきでもないものかな、と。
自分の感想を述べてから話だしますが
正直に言うなら全体としては、
特に結末の際の盛り上がりは
終盤でのエキセントリックさに代表される一連の話の完成度に勝てていないように感じるのでやや残念に思うのですが、
けれど今お話したこの終盤、ここに関しては
頼り頼られるしかなかった女性。
他人にすがることを自分の生き甲斐だと言い訳していた女性。
そしてそれが幸せだと甘えていた、させていた主人公。
そのお互いが自分の足でようやく地面を掴む。
誰もが一度は相対することになる、そういう事柄へ解決を投げ出さなかった。
登場者達はこの言葉のそのまま動くわけですが、つまりひいては
製作者の方達もここは逃げださなかった、体のいい並べ立てへとしなかったこと、
評価と賛辞を送られるべきではないでしょうか。
ここまで読んでくれたこの作品をまだ知らない方、
その方達には今まで何を言っているのか掴めないと思いますが、もしも興味を持って下っているのであれば
人は人と対等に向かい合えないのか、
肉体が老化を帯びるだけで人は地位や年齢、生まれや家族相関に縛られずに感情を等しくぶつけ合うことはできないのか。
こんな形の言葉に何か感じるものがある方ならば納得出来る部分もあるかもしれません。
僕は原作は勿論、アダルトゲームはしたことがないので
いわゆるちやほやされる男主人公の皆にまでこの台詞をかけてあげられるのかはわかりませんが
ここでの主人公、土見稟に関して言うのであれば、
稟、お前は悪くない。
むしろ抜き身の剣となった人に
それでもたじろかず鞘に納めた君は立派だ。
人は常に最良の選択を予想するが、流れは必ずしも最良の企てを用意してくれているわけじゃない。
君は自分が、相手も、
逃げ越そうとしていることに気付いて立ち向かった。
このことだけではなく他の女性が引きずるバックボーンに対しても
変わらずに君は向かい合った。
これは口で言うのは事ないが
実際には覚悟も勇気も必要な行為だ。
だからこそ言う、君は立派だ、と。
そして最後に
終わりなき映像世界の君にも、
幸多からんことを。
最後にと言いつつ付け足して、、、パンツを求めてる君!
そう、僕みたいなしましま縞々パンツ、ぱんつ大好きなそこの君!
安心しておくれ!
正確に調べてないが3〜4話に一回はエルフ耳の子やらナイムネの子やらオバサンっぽい声が逆にすごく堪らない亜沙先輩やらのぱんつが見れるぞ!
あとは幼なじみの入浴シーンとか、話の流れで見事カプセル試験官行きになるナイムネ幼女の裸なんかも見れるんだぜ!
すぐリビドーの溜まる人間にはなかなかオススメだよ!
絵崩れもサービスカットにおいては問題ないと思うからそういう方向でもよかった見てね〜〜ばいば〜い!!
装甲悪鬼村正~妖甲秘聞~
このドラマCDは原作「装甲悪鬼村正」以前の時代の物語です。そのため原作を知らずとも特に問題は無いのですが、
原作に関する重大なネタバレを含んでいるため、やはり原作をプレイした後に聞くのが無難でしょう。
シナリオは一般販売向けだからといって日和ることなく、相変わらずの暗黒大河っぷりを見せつけています。さすがニトロプラス。
しかしこれは原作と同様、映像化は非常に難しい作品ではあるなぁ、でも映像化してほしいと切に願う。
声優は実力派揃いで、何の問題があろか?であります。しかしそんな実力派たちも、遠く彼方に霞んでしまう程に素晴らしい若本氏
の演技。今回のMVPは間違いなく若本氏でしょう。氏の周囲から浮くほどの熱演も、ニトロプラスと合わさるとあら不思議、まるで違和感
が無く、寧ろ収まるべき所に収まったという感じです。「ああ、村正はこの若本になんとよく映えることか」、そんな風に独白したく作品
でした。原作ファンなら無論、ネタバレを覚悟するなら、原作未読者にも強く薦めたい内容です。