NIGHTMARE MAKER 6 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
この手の一般向けなエロい本では長く続いたほうだと思いますが、この第6巻で最終巻となりました。
一応前置きとして、作者は私が成年向けコミックで一番多く買ってるのはcuvie先生というくらいに好きです。
この作品にはいくつかの見所があり、「主人公の内田と深見」「己が理想を求めてアレやコレやと手を回す渡会」「すっかり暴走してしまった茅野先生と沢田」「その他サブキャラたち」とどれも結末が気になる展開を見せていたのですが・・・
どれも終わり方がしっくり来ない。
「これこれこうなりました」というものがほとんどなく、過程を今まで提示してきたのだからそれで察して下さいというような感じ。
テーマが夢(悪夢)と現実なだけに、その辺もあやふやにしたのかなぁと思えなくもないですが、もうちょっとこうすっきりした読後感にならないものかなと。
渡会の身に起きた話もそうですが、エロを見せるためにあぁいった非道な展開が起こるのは自然と言えなくもないですが、その幕引きとしてはあっさりしすぎというか都合が良すぎないかなと感じてしまう。
あのオチで万事解決か?っていう。
各々のシーンを断片的に見れば、著者の持ち味が出ている良いものだったんですけどね。ダークというかシビアなテイストも織り交ぜつつ。
中盤の「夢と現実の区別が付かず、(性的に)暴走してどこもかしこもピンク色」というのがピークだったかなというタイトルでした。
Art of Alice: Madness Returns
こちらの本はゲーム「Alice: The Madness Returns」のアートワーク本です。
大きなサイズ、ハードカバー、フルカラーと、文句なしに大満足の1冊でした。
ゲームの設定画ももちろんありますが、それよりも「世界観」の設定画、という印象です。
私は、日本のもの、海外のものに限らずホラー系は苦手で、スプラッタ、グロテスクな
ものなど言わずもがなに大の苦手です。
しかしこのアリスは、そういったものの醜さ、えげつなさ、おどろおどろしさなどより、
芸術的な美しさ、世界観の奥深さ、そういったものがとても素晴らしく、魅力的です。
B級映画にありがちなのグロテスクさを一切排除し、芸術性と品性でもって創り上げた、
といった感じです。
新作ゲームの方はまだプレイしていませんが、このアートワークを見て好奇心を揺さぶられました。
前作の方も、アートワーク本が欲しくなりますね(笑)
個人的にはゲームに登場するアリスのコスチューム、武器の初期フォルム〜強化フォルムまでの
設定画があったことがとても嬉しかったです。
じっくりとアリスの世界に浸れる1冊となっています。
ぜひどうぞ。
ナイトメア-・ビフォア・クリスマス・スペシャル限定BOX(字) [VHS]
お人形をチョコチョコ動かして撮影された「ストップモーションアニメ」の王道!上映から10年以上が経過しても根強い人気!キャラクターは見た目が不気味ですが、とっても愛らしく思えます☆主人公ジャックはハロウィンタウンの人気者☆そっと思いを寄せるサリーが一途で微笑ましいです!お勧め致します♪
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション(デジタルリマスター版) [Blu-ray]
元々「人形劇」みたいなものですから
もっと3D向きかな?と思ったんですが
やはり変換物の限界か、「立体感」は良くなったものの、
3Dとしての迫力はあまり優れていませんでした。
まだこの作品のBDを持っていない方なら☆4つですが
すでにBDを持っている方なら・・☆3つがよいところですかね。
EA Best Selections アリス・イン・ナイトメア
単なるグロテスクなゲームかと思いきや、(いえ、確かにそういう要素はありますが)
所々に散りばめられた美しさに舌を巻きました。
門のデザインの細緻さや、けだるい学校の窓から覗ける空など、観ていて飽きません。
うろついていると新たな発見! なんてこともしばしば。
キャラクターも個性的で、悪夢の世界ですから割とぶっ飛んでますが、
壊れているだけではなくて意味深なことも言ってくれます。
アリスの声も可愛らしいですし、チェシャ猫は渋い声!
アリスを放っておいた時にする仕草は必見。惚れます。
操作は割と難しいと思います。
パソゲーに慣れていなかったのでクリアするまで時間がかかりました……
環境も整えておくと良いです。
上手くさばけるようになると、随分爽快です(笑)
ちょっとでも興味が湧いた方は、まずやってみることをオススメします。
安いですし、映画化もしますしね。