ガラスの仮面 47 (花とゆめCOMICS)
マヤと真澄様、ドキドキの急展開です。
大袈裟でなく何十年も待ち焦がれた、ふたりの想いが通じる瞬間、
ほんのり温かくてじわじわと来る船上のシーン。
ようやく自分に正直になったマヤと真澄様。
彼らだけでなく、他のメインキャストにとっても
転機が訪れた47巻でした。
怪我を負ったのは痛々しいけれども
それをきっかけに自分の一真、そして演技への情熱を手に入れた桜小路君、
母親との猛特訓の末、ハンデを乗り越えた(らしい)亜弓さん。
この47巻では、彼らが皆それぞれ成長し
それぞれ得るものが大きかったと思います。
それだけに、読む方も幸せな気持ちになれました。
マヤ&真澄様の恋模様はもちろんですが
桜小路君と亜弓さんがどんなお芝居を見せてくれるのか
次巻がとても楽しみです!
アマテラス 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)
日本神話に出てくる神の生まれ変わりが
危機に瀕した世界を救う…系のお話らしいです。
ムー大陸とかも出てきます。。。
っていうかアスカで連載が始まったのが15年ほど前なのに
中断しちゃって、私もいつのまにかトシを取ってしまった…。
なかなか新刊出ないし。
“ガラス~”と同じく、「終わるのか?!」と言いたい作品です。
輪廻、終末予言、精神世界関係がお好きな方にはオススメかも。
久しぶりに読み返すとやっぱり面白い。さすが、という感じですね。
(でも久々すぎて内容忘れてしまうっちゅーの。)
完結するか判らないので、評価は★3つにさせていただきました。
ガラスの仮面 45 (花とゆめCOMICS)
ガラスの仮面の大ファンですが、ここ最近は、昔のように読者をグイグイ引っ張っていく勢いが弱い気がして、寂しく思っています。紅天女の舞台って面白いのでしょうか。月影千草が演じた舞台は伝説になったようですが、とにかく説明のようなセリフが多く難解。阿古夜と一真以外に、物語を盛り上げる人物が登場する様子もないので(今のところ)、二人芝居でもいいのではないかと思います。胸打たれるセリフもありますし、そもそも紅天女に面白さを求めてはいけないのかもしれませんが・・・。他の作品とは違うということを強調するためかもしれませんが、紅天女という作品自体に、それほど魅力を感じなくなってきてしまいました。ここまで引っ張りすぎたから、余計にそう思うのかもしれません。これから亜弓さんが失明して(失明するかわかりませんが)、目には見えないものが見え始め阿古夜に近づく・・・なんてことになったら、また勝負はわからなくなります。多分どのような結末になっても、皆を納得させることは難しい気がするので、もうこれ以上色々盛り込まないで、そろそろ完結して欲しいです。
ガラスの仮面 第十一幕 [DVD]
第6幕はヘレンケラーの役を掴むための演技練習から始まって、オーディション、実舞台、芸術祭選考発表、テレビ演技のリハーサルまでが描かれています。これらの話はコミックスの読者としてはかなり盛り上がっているところなのでもう少し丁寧にアニメーション化して欲しかったという感想を持ちました。まあ、全部で52話の中に収めなければならない制約で仕方なかったのかも。アニメで初めてガラカメを見た人にはそれほど違和感はないかも知れません。一番きちんと描かれていたのは速水(紫のバラの人)とマヤの恋愛感情描写でしょうか。声優の演技も含めて切なさが良く出ていました。
第7幕以降はテレビ演劇の世界になるのであまり(私にとっては)あまり好みではありません。このDVDシリーズの前半の山場を終えたと言うところです。
黒百合の系図 (白泉社文庫―美内すずえ傑作選)
私の「恐怖原体験」とも言うべきマンガです。
この「黒百合の系図」と、楳図かずお氏の「洗礼」が、少女時代の自分のトラウマとなった2大作品です。
初出は確か「花とゆめ」と同系列の雑誌「ララ」に、3回に分けて掲載されたものでした。「ガラスの仮面」のファンだった私は、美内先生のホラー・マンガということで(もともと怖いのは苦手なのですが)本屋でこわごわ立ち読みしかけ、いきなり鬼姫の恐ろしいアップに出くわし、公衆の面前であることも忘れて悲鳴をあげたことを(とても恥ずかしかった)、今でもよく覚えています。それでも、やっぱり美内先生のコミックは全部集めないと!と思って購入し、怖さと戦いながら読みましたが・・・。あまりの恐怖で、読んだのは○○年前のたった一度きり、(表紙を見るのも怖くて長い間押し入れに封印・・・それでも、持ってるだけで呪われそうな気がして、結局処分しました。美内先生ごめんなさい・・・)。なのに、その後何年も何年も、いい年になるまで、一人でトイレに行くのが怖かった・・・。振り向けば「鬼姫」がいそうで・・・。
美内先生の描く「恐怖物マンガ」の中で怖さナンバー1だと思います。じわーっと忍び寄る恐怖を描く上手さ、この作者の絶頂期ではなかったかと思います。(今時の刺激的なものに慣れてる若者にはどうかわかりませんが)
物語の前半、母の故郷に帰った安希子が泊まっていた旅館(?)の天井いっぱいに・・・!の場面の衝撃、きっと死ぬまで忘れません。そういうのがお好きな方、是非どうぞ! 逆に私のようにトラウマになりそうな人は、覚悟して読んだ方がよいです。