異邦人
やっぱりルームスレコーズ。やってくれます。
意外なカバーはお手のもの。
古くはMi-Keの宇徳敬子さんが様々な名曲をカバーしてましたが
今回は松本さんと坂井泉水さんのコンビですね。
ロック色の強いアレンジながら原曲の雰囲気は残っており坂井泉水さんのボーカルも中間音域が力強く聞きごたえがあります。
第二段は倉木麻衣さんが予定されているそうですが、
『Royal Straight Soul』みたいにひとまとめのアルバムにして欲しかったです。
COVER WHITE 男が女を歌うとき
個人的には「女が男を歌うとき」の方が好きです。
このアルバムは個性の強いヴォーカルの人が多いので、
好みが別れると思いますね。
徳永英明、槇原敬之、平井堅、スターダストレビュー、布施明はアレンジもいいし自分のものにしてる感じ。
ただ、松崎しげるの「何度でも」は期待外れ。
オリジナルのドリカムが素晴らしいだけに、どうしても比べてしまう。
でもなかなかおもしろい企画だと思います。
変身 (新潮文庫)
グレゴール・ザムザはある朝、一匹のばかでかい毒虫に変わっていた。家族の稼ぎ頭であった彼の変貌ぶりに、家族は当惑し嘆くばかりだった。母親は気絶してしまうほどだった。妹は始め兄に食事を差し入れるのだが、グレゴールは姿形ばかりか味覚までも変わってしまったようである。彼の大好きだったミルクが、今では嫌悪感を催す代物になってしまった。視力も虫の必要とする程度まで低下してくる。
グレゴールが次第に「虫化」するにつれて、家族の態度もまた虫に対するものに変わってくる。毒虫が人目に触れるのを恐れる家族は、グレゴールを軟禁状態にする。だが、寂しさに耐えかねた彼はしばしば部屋の外に現れ、その姿を人目にさらす。父親からリンゴを投げつけられ背中についたままになって動く姿や、部屋に無理矢理押し込まれ背中から血を流したりする描写は痛々しい。しまいには、妹から「これを処分するしかないわ」という言葉がはき出されることになる。
妹の論理はこうだ。「兄が人間ほどの思慮分別をまだ持っているのならば、家族に迷惑をかけまいと自分から家を出て行くはずだ」まもなくしてグレゴールは息を引きとる。グレゴール亡き後の家族は、家族の一員が亡くなったことを思わせないほど希望に満ちあふれている。家族の前途は明るい。まるでそんな余韻を残して終わっている。
グレゴールを部屋の中に閉じこめたのは、そもそも家族である。にもかかわらず、妹は「これ」を「処分」することしか、家族が幸せになるために残された道はないと嘆く。これが、人間のエゴかもしれない。エゴは家族愛のあり方すらも変えてしまう。家族の一員、しかも稼ぎ頭を虫けらに変えてしまう。グレゴールを変身させたのはザムザ一家のエゴだったのか。
それにしても、本書の与えるインパクトは強烈だった。朝、鏡で自分の姿がまだ人間であるのに安堵し、いつ飛んでくるかもしれないリンゴに怯えるようになるかもしれない。
異邦人たち [DVD]
ぱっと見おいしい形。
でも大切にしていたであろう、彼らの台詞の一つ一つが
耽美的過ぎてイマイチ理解しがたいし、聞いていて恥ずかしい。
隔離される島の雰囲気は個人的に好きなのだが、
60年代、70年代の廃退的な気分がよくわからないし、
もっと言えば不気味。
ある人はやたらと怒りすぎているし、
ある人はやたらラリっているし、
ある人はやたらと許しすぎているし、
ある人はやたらとあきらめすぎている。
キャラクター設定を複雑化しようしているのはわかるが、
結局は単純な印象しか残らない。
なんか思考するのを止めた長期旅行者に
あんな人たちいるような気がする。
バトラーズ~鈴蘭屋敷の異邦人~Vol.4 藤盛編
ゲームでとても好きなキャラだったので購入。
(結果的に全員コンプしちゃいましたけど)
PCを起動しなくても藤盛に会えます!
そしてそして、ジャケットはお約束のセクシーショット
このショット…なぜか笑えてしまう(大笑)
セクシーなんだけど、お花が背景にとんでたり
なんだかちょっと気取った感じが、逆に笑わせてくれます。
いつでもバトラーズの世界が楽しめるCDはおススメです。