経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)
具体的な例は非常に生活に密着した内容になっているけど、
経済学の本質を見事についていて、かつ、分析が緻密。
(もっとも議論をこねる専門家にはいろいろと言いたいこともあるだろうけど)
入門書というよりは、経済学を多少なりともかじった人間の
復習に使う感じですかね。決して易しくはないです。
金銭的かどうかは別として自らの欲求を最大限実現すべく
合理的行動を取る、という経済学の根本がわかる点では、全ての人に
読む価値を与える一冊であることは確か。
怪物くん 全曲集
実はオリジナルの怪物くんは見ていなかったのですが、大野くんの怪物くんを見てたら、怪物くんに興味を持ち始めました。
これは楽しいですねぇ。ろらま野サントラ盤は歌はなかったですが、これは歌です。ドラキュラもオオカミ男も歌っています。
とにかく、楽しい。
嫌なことをすべて忘れらそうです
今はもちろん、老後の楽しみにします。
こんなに使える経済学―肥満から出世まで (ちくま新書)
経済学を学んで得られるメリットの一つとして,バタフライ効果(日本の例で言えば,「風が吹けば桶屋が儲かる」の理論)を予測することが可能になることである.つまり,ある一つの行動や制度が原因で起こる次の行動や状態(因果関係)が分かるようになることである.ある現状の改善策として打ち出される法律や制度の中には,現状を悪化させるようなものも有る.それは経済学で言うところのインセンティブを踏まえていないからであり,因果関係と相関関係を混同していることに由来する場合が少なくない.本書は,統計より得られるデータをもとに,問題の原因とその解決策としてのインセンティブ設計を,個人の行動レベルで考えられる内容となっている.中公新書の『経済学的思考のセンスーお金がない人を助けるには』(大竹)と近い内容だがトピックスが異なり,また論文などの研究成果をベースとしているため,よりインセンティブの考え方が身につくものとなっている.
そうはいってもやはり,インセンティブの発想が自然に「使える」レベルになるには,こういった新書は馴染まないものであるという他ない.
地球道草アンダンテ―ドリームランドexp. (フラワーコミックススペシャル)
一度手放しておきながら、また最近読みたくなって購入しました。
現在月刊フラワーズの増刊「凛花」で「花魂療法師」を連載中の大竹サラさん。
「花魂療法師」はずばりスピリチュアルなテーマを扱ったシリーズで、植物と交信する女性がヒーラーとして活躍する話です。
(シリアス過ぎずに程よくユーモアが効いている、お勧めの作品です)
そんな作品を描いている作者が以前出したエッセイコミック。
紀行もの的ジャンル分けになるかと思いますが、私はこの本に度々あらわれる不思議体験の部分もかなり好みでした。
ネイティブ・アメリカンのパワーアニマルの話、ネイチャーガイドの夢にあらわれる鹿の話、ベトナムのホテルに棲む「なにか」の話…。
紙数は多くないのですが、結構インパクトがありました。
その他にももちろん、食・動物・土地の風俗、などなど盛りだくさんの体験談で楽しませてくれます。
体験が豊富で、ひとつのテーマでいく通りものエピソードを語ってくれるので、飽きずに一気に読んでしまいました。
アメリカやフランス、バンドに興味が無い方でも、楽しめると思います。