人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される (脱出ゲームブック)
SCRAPさんのリアル脱出ゲームのファンなので、購入しました。
ストーリーとしては、村に招かれた探偵が
村人の中に潜む人狼を探すことになる、というもので、
人狼ゲームのテイスト(1日単位の進行)もきちんと盛り込まれており、
人狼ゲームのファンでもある私は、ハートを鷲掴みにされっぱなしでした。
新聞を読んで1日が始まる、というのもいいですね!
リアル脱出ゲームのイベントに参加したことのある方はご存じだと思いますが、
SCRAPさんの謎はデザインの凝りっぷりがすごい!
この本の中でムダになるものは、何一つありません。
本ならではの工夫もあり、
「これがここで使われるのかー!」とか、
「このヒントとこのヒントを組み合わせてこうなるのかー!」とか、
「きちんとヒントを集めないとここのストーリーの続きが読めないのかー!」とか、
謎を紐解いていく「感動」を味わえる、良作だと思います。
(やってない人に伝わりにくくてすみません!)
謎は使い回しはありません。
ストーリーも全く別のもので、リアル脱出ゲームや
一週間ゲーム(iPhone,Androidアプリ)をやった人も楽しめます。
そして、ゲームブックとパズルの相性の良さが抜群ですね。
パズルの答え=次のパラグラフ番号、などとなっていることが多々あり、
単純にページをめくるだけではないのが面白いところ。
また、後からストーリーを追いたい場合、捜査シートに書き留めた情報を使えば
ストーリーを追いなおすのも簡単にできるように工夫されているのも洗練されていると思います。
表紙にも「Vol.1」と記載があったので、続編が必ず出ると信じて、楽しみにしています!
やった人にしか分からないような説明ばかりになってしまいましたが、
リアル脱出ゲームファンの方はもちろん、
謎解きがお好きな方でしたらどなたにもおすすめしたい一品です。
ウィンナ・ワルツ大全集
楽曲詳細にあるようにヨーゼフ・ランナー(1801年−1843年)からロベルト・シュトルツ(1880年−1975年)に至る22人の作曲家の計165曲を収めるウィーン軽音楽の一大アンソロジーである.
レントラー,ワルツ,ポルカ(速いものと遅いもの),ポルカ・マズルカ,ギャロップ,行進曲とウィーン風音楽を網羅し,ほぼ年代順に曲が配置されており,歴史的展開を追うことができるのは嬉しい.
ヨハン・シュトラウス2世が最多の75曲を収録しているのは当然といえよう.これに次いで,ヨーゼフ・シュトラウス28曲,ヨハン・シュトラウス1世18曲,ヨーゼフ・ランナー13曲,カール・ミヒャエル・ツィーラー11曲,カール・コムツァーク2世4曲と続き,それ以外の作曲家はそれぞれ1曲ずつ収録されている.
通して聴いてみると実に楽しい!名前だけ知っていた作曲家,名前だけ知っていた曲・・・・・それらがこうだったのか,と首肯されること請け合いである.
指揮は最後のウィンナ・ワルツ作曲家,最後のウィーン風の喜歌劇の作曲家として知られるロベルト・シュトルツである.ややテンポが速いようではあるが,十分に楽しめる.これだけの曲目を収めるためには不可避であったのであろうが,ウィンナ・ワルツ特有の繰り返し部分が省略されていたり,フィリップ・ファールバッハ1世の曲がなかったり,エドゥワルト・シュトラウスとフランツ・レハールが1曲しか収録されなかったり・・・・・などなど.しかし,これらを超える素晴らしいアンソロジーである.
DASH村からワシが伝えたかったこと 三瓶明雄の知恵
番組で拝見する明雄さんの知恵にはいつも驚かされ、感心することばかりでした。
それでどうしてもお会いしたくて、数年前、夏のイベント会場に足を運びました。
その際に購入した本です。
福島のやせた土地に子供のころ入植して、どうやって開墾してきたかなどの思い出話や、
先人の知恵の詰まった貴重な本です。
また、初心者が畑を作るのに適した野菜とか、やり方とか、
かなり具体的なことが書かれているので、実践本としても参考になると思います。