Wicked
今,劇団四季でやってるミュージカル「ウィキッド」のオリジナルです。
最後はちょっと悲しいんですけど,音楽的にとても楽しめるミュージカルです。
うねるように強弱するコーラス,
能天気な「良い魔女」グリンダの明るいソプラノ,
孤高の「悪い魔女」エルファバが力強く歌うソロや
2人のデュエットもすばらしい。
特に好きなのは,1幕の最後に出てくるエルファバのDefying Gravityです。
魔法の書を手に戦いを決意するエルファバと,オズの世界に残るグリンダとの
運命の別れ道となる場面の歌です。
ミュージカルでは,エルファバが
I'm flying high defying gravity(重力をものともせず,私は高く飛び立つ)
と歌いながら,だんだん上にせりあがっていきますが,
聞くたびに,あの鳥肌ものの場面を思い出します。
もともと,海外でウィキッドを見るための予習用として買いましたが,
主に復習というか余韻に浸るために愛用してます。
劇団四季ももちろん好きだけど,
もともと英語の原詞に合わせて作曲しているわけなので,
リズムや流れがしっくりしており,
やっぱりオリジナルにはオリジナルにしかないよさがあると思います。
ウィキッドの音楽が好きな方にはお勧めだと思います。
劇団四季 ミュージカル 夢から醒めた夢 [DVD]
名古屋公演はほぼ見ています。CDも持っていて、だいたい歌えます。
それくらい思い入れの強い作品です。
さて、作品は主人公ピコが 自動車事故で死んだマコと1日だけ替わるという物語。
人はそれぞれパスポートを持っていて、霊界空港の大型コンピュータに入力され、
天国に行くか地獄に堕ちるかを判断されます。
ピコは、マコのパスポートを預かり、霊界空港に行きます。
そこでいろいろな死に方をした人達に出会います。
戦争の被害者、貧困で餓死した人達、そしてサラリーマンや暴走族にやくざ、大事な人を待つおじいさん。
受験で失敗して自殺したメソ。
メソやみんなは天国行きのロケットに乗れるのでしょうか。
ミュージカルですから歌がありますが、通り一辺倒な曲だけでなく
ドゥーアップあり演歌ありロックありタンゴありと
それぞれの役のイメージにあった曲が当てはまれていて楽しいです。
中でも好きなのが、ピコとマコが入れ替わるときに歌う「二人の世界」です。
わかりやすい曲ですし、とてもきれいな歌です。
また、娘・マコを亡くした母が歌う曲もすごいです。
親の気持ちがダイレクトに入ってきて、エゴ的な印象もあるのですが
親って そんなモノではないでしょうか?
そこでピコの葛藤がより強く感じることができました。
ミュージカルにちょっと抵抗がある人にお勧めします。
ユタとふしぎな仲間たち (新潮文庫)
新小学4年になる息子が塾に通い始めました。
大の苦手である国語。国語のテキストにこのユタとふしぎな仲間たちが導入されていました。
日頃は漫画以外全く本に興味のなかった息子がこの本が欲しいと言ってきました。
どうも塾のクラスの子供たちは読んだことのある子が多かったようで、テキストには載っていない内容を知っているらしく、なんだか面白そうな話みたいだ!自分も読んでみたい!と言う事で購入しました。
すでに塾ではこのお話のところは終わっていますが、本がきた途端食い入るように読んでいる息子を見て驚いています。
活字嫌いの息子を変化させた、この本、この本を採用した塾のテキスト?に感謝です。
余談ですが、この本を読み終わるまで塾の宿題が進まず大変でした。(笑)
ライオン・キング ミュージカル
最高のシンバとの呼び声の高い坂本シンバが聴ける素晴らしい一枚。スカーも、これまた無類の人気を誇る下村尊則さん。ラフィキは青山弥生、ナラは濱田めぐみ、また阿久津陽一郎さんが、ヴォーカルパートを担当しています。アフリカ特有の効果音がきいていて、最初は戸惑うけど、今ではもうノリノリ。後半は、次第に盛り上がっていき最後のサークルオブライフは感動ものです。劇場から遠くに住んでいる人は買いましょう。夜、明かりを消してCDを聴けば、四季劇場(春)がよみがえります。