アルジュナ into the another world
牧歌的な少女の歌声に導かれて入っていくと、そこはブルガリアン・ヴォイスが怪しげに響く森の中だったりする。オーケストラ演奏とバンド、エレクトロが入り乱れ、えもいわれない快感をもたらす。菅野よう子の才能は雑多な要素を用いつつも、全体的なクオリティを落とさず維持できることである。豊富な語彙力で欠かれた短編集のようである。
また全編にわたって使用されている判別不可能な言語が音楽のもつ魅力を引き上げていることも注目すべき点だ。
地球少女アルジュナ Director’s Edition 1 [DVD]
もし地球が滅びる事をただ一人で知ってしまったら?
今の地球と重なる部分が多すぎて環境問題が問われている今、地球環境について真剣に考えさせられる作品です。
勿論ストーリーとしての構成、CGなどの表面的な部分もお勧めですので「もう一回みたい」と思えるお勧めの作品です。
EMOTION the Best 地球少女アルジュナ Director's Edition DVD-BOX
当時、この作品を観た時には、その映像やメッセージ性に驚いたものの、
同時に、なんて説教臭い作品だろうとも感じた。
だが今である。
この作品の第1,2話は、地球の悲鳴によって、原発が暴走する話である。
まさに今である。
当然作品の中では事故は防がれるのだが、現実はそうはいかなかった。
だがしかし、
いくら不自然だとしても、
私達は文明が無いと生きてゆけないし、
その為にはまた、いくら怖くても原発は必要であろうし。
そんな弱くて矛盾だらけの私達だから、
今こそ観ておいて、損は無い作品なのではないだろうか?
マメシバ
シングルコレクションに入ってないシングル。
これは、
日本のマーケティング事情に埋もれてしまったが、
J-POP史に残したかった名曲だ。
まず特徴的なのは、
Bメロとサビが、ふたつでひとつ・・という所か。
リスナーによっては、
サビが無い曲とも感じるかもしれない。
で、それほど起伏がある曲ってわけではない。
それでいて6分強という長さを感じさせない。
そのマジックによる不思議な心地よさは体感してもらうしかないが。
他でも書いたけど、この時代の彼女の魅力はノンビブラートで絶対的なピッチでまっすぐに訴えてくる所だと思う。
それが最大限に活きている、ロングトーンのサビ(Bメロの延長・・・)は確信犯的だ。
爽やかさだとか、疾走感だとか、
そういう要素を与えてるのは彼女のそんな歌声に外ならない。
実際、ドラムやたらと後ろにいるし。
ちなみに、プラチナもそうだったけど、
リズムセクションがいい仕事し過ぎ。
アウトロまで我慢してましたー!
みたいな。
特にベース笑える。
ウタモノのドラムやベースをやる人も絶対聴いたほうがいい。
ラストの8ビートは、
Maaya、そして演奏陣と走り抜けよう。
もう一度スタートを切るのもありありだ。
1000円でMaayaを始めるならコレかもしれない。
「アルジュナ 2」~ オンナの港
地球少女アルジュナの作品としての評価は分かれるところがあると思います。自然保護に片寄り若干説教されているように感じてしまうところがあります。ただ菅野よう子さんの音楽が加わると作品のクオリティーが200%になりますのでCDだけ買って聴くだけでも十分楽しめるでしょう。