本棚探偵の生還
ついに本棚探偵が還ってきた。
前作からずいぶんと時間が経過しているので、再会が嬉しくてたまらない。
今回は国内を飛び出して世界の古書店にも足を伸ばしており、そのスケールに驚かされた。
さてこの本、内容の面白さは勿論のこと、造本の素晴らしさで知られている。
函入りで、二冊組で、月報が豆本に変身と、あふれる贅沢な遊び心。
電子書籍が幅をきかせ始めた時代に「手で触ってみたい」と思わせる本の素敵さよ。
文庫化を待つのもいいが、これは豪華本のほうが楽しめると思う。
読んで触って、二度美味しい一冊である。
日本一の男の魂 ― オリジナル・サウンドトラック
タイトルやジャケのイメージにだまされてはいけない。このアルバムは
激シブの一品です。「グッバイ チャーリー」は、とくに名曲。個人的には、
あの「カウボーイ ビバップ」にも負けてないと思う。短いのが、ちょっと
残念な、そんなアルバム。
洋楽渡来考(DVD付)
「レコード芸術」の誌上でこのセットの発売を知り、その解説を読んで購入した。
以前、カトリック教会の歴史を訪ね、長崎から外海を通り、
平戸から生月へと旅したことがあったが、
その時生月でキリシタン史跡を見て回ったときのことを思い出した。
あの場所でこうして信仰が受け継がれてきていたと考えると
本当に感銘深いものがある。
作品として見るなら、グレゴリオを扱った2枚は、
日本人が演奏しているとは思えないくらい巧い。
特に高校生が演奏しているものは、プロかと思える程だ。
生月の方々のオラショは、DVDも含めて、記録の域を出ないものだ。
しかし作品としての存在以上に信仰の継続として、
よくこれだけ収集されたものだと思う。
一般の方々には高価だが、クリスチャン、特にカトリックの方々には
とても価値のあるものだと思う。
HGUC 1/144 RGM-89S スタークジェガン (機動戦士ガンダムUC)
キットそのものはエコーズ仕様やノーマルと腕脚などが共通で組みやすく,
色分けはまぁまぁ,成型色もノーマルのほとんど蛍光みどりよりだいぶ落ち着いていてよいです。
バーニア等部分色塗りをしたほうがよいかもしれませんが,素組みでも黒で墨入れすればぐっと
締まった印象になります。股関節の開きは他のジェガンシリーズ同様,もうちょっとですかね。
追加パーツは腰アーマーとコックピットハッチ以外は外せるので,手持ちのエコーズ仕様やノーマルジェガンに
取り付けて遊べます(肩のミサイルランチャーはノーマルには取り付けられません。)
ジェスタ・エコーズ・スタークはバックパックも互換性があるのでエコーズスタークやジェスタスターク
にして楽しむこともできます。
(おススメはエコーズスターク。隠密性は感じられなくなりますが,グレーの追加パーツが
カーキやディープグリーンによく合います。)
設定上30年もの間生産され続けた機体で,その意味では連邦の傑作機だといえると思います。
私は特別量産機好きでもないですが,ジェガン・ジェスタは全部集めてしまいました。
ジェガンフリークでなくてもおススメのキットです。
HGUC 1/144 MS-06FZ ザクII改 (機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)
HGUCにてようやく『ポケ戦』の真の主役機登場ってことですが…実際見てみて唖然としてしまいました…
確かにザク改ではあります。パッケージもモロにあのシーンを意識してます。
で す が !
現物は何かが違うんです…orz
何というか、ひょろ長い…
弱そう…
NT−1と相打ちなんて無理そう…
個人的にはそんな印象を受けました。
色が明るすぎるからなのか、足が長く見えるからそう感じるのか、本当に一個人の意見ではありますが、これは『バーニィの』ザク改ではありません。
仮にバーニィのをバーニィ専用ザク改とすればこっちはザク改一般仕様ってとこでしょうか?
ガンダムの世界において我々が知っているザク改が屈指の名場面を演じたのにも関わらず、活躍とは裏腹に立体化の機会に本当〜に恵まれません。
宇宙の片隅で起こった『ポケットの中の戦争』故に開発側も彼の活躍を知らないんでしょうか(笑)
ともあれ、これでHGUCのポケ戦シリーズも揃いだしましたし、腕に自信のある方はこれをベースにバーニィ機を作ってみてはいかがでしょうか?