大地の子 全集 [DVD]
「大地の子」の原作を読み、感動しました。さらに、映像を見て、さらに溢れ出る涙を止めることはできませんでした。
仲代達矢と上川隆也の熱のこもった演技は、ドラマを越えたものです。ストーリーと社会的背景が、映像を究極の作品にしたようです。
「現実はドラマよりも奇なり」といいますが、日本人孤児が中国人夫婦に養われ、文化大革命後に製鉄所建設の責任者となって仕事をすることを通して実父と再会するなど、まさにフィクションではありながらっても、事実としてあったような感じを受けます。
このDVDは、長く語り継がれる貴重なものです。
二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)
アメリカに生まれ、アメリカ人として育てられた日系二世たち。
その親はまぎれもない日本人。
日米開戦の際、
日本国民としてアメリカ軍に立ち向かうのか、
アメリカ国民として日本軍に立ち向かうのか。
辛くそして激しい。
生々しいリアルな物語がこの本に籠められています。
祖国、アイデンティティをもう一度しっかりと考えさせられる。
そんな心震える作品です。
この本は、私のような文章下手が紹介するべき本ではないです。
できれば、手にとって読んでみて欲しい。
私の人生を変えてくれた尊敬すべき作品。
100年後残っている数少ない本となるでしょう。
大河ドラマのテーマ曲が集まったこのDVDですが、どれも懐かしくて嬉しくなりました。
気になることといえば、総集編の時の映像を使っているものが多く、出演者のみなさんの名前がわぁ~っと流れていくので、せっかくの懐かしい映像を見るのに邪魔だということでしょうか。
せめて最終回の映像を使ってくれれば、出演者の名前は真ん中に出てしばらく止まって消え、次の出演者の名前になったりするので、動きが少ない分だけ邪魔にならずにすむのになぁ、と思いました。
とはいえ、やはり素敵なDVDです。我が家の宝物がひとつ増えました。
NHK大河ドラマ テーマ音楽全集 Vol.2 [DVD]
大河ドラマのオープニングのタイトルバックは、以前は、絵や同じ風景が
延々続く単純なものが多かったのが、90年代に入ってから(視聴率は落ちた
けれど)日本の美しい風景や凝ったCGで、たいへん美しいものばかりに
なりました。一本の映像作品としても見ごたえがあります。
それだけに、せわしないスピードで左から右に流れていく出演者名が被って
邪魔で「作品」がじっくりと見られません。当時の出演者と役名がわかる
のはいいのですが、それだって流れていくスピードが速すぎてなかなか確認
しきれないのです。人名の流れを見つづけているうちに、ビデオが終わっても
眼球が左から右への動きに慣らされてしまっているせいか、チャプターの
静止画さえ左から右へ動いているような錯覚に陥ったくらいでした。
昔のフィルムに字幕が焼き付けられているのは、しょうがないと思いますが
ここ15年くらいのものは字幕スーパーとビデオ映像を別々にすることは可能
だと思いますので、字幕あり版となしを洋画のDVDのように選べるように
したら、もっと楽しめたと思います。