おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと
胎内記憶が赤ちゃんにあるというのは以前から知っていたけれど、
これほど色々な表現でそれをあらわしているとは知らず
本当に感動しました。
同じ著者で「生まれてる前からの子育て」という本がありますが
この「おぼえているよ。」は「生まれる前〜」を簡単に読みやすくしたかんじ。
実際の子供の言葉のあとに、親の解説がついていて状況がよくわかりほのぼのできます。
普段文字になじんでいない人でも楽に読めます。
(産科の先生の意見やもっと詳しめのほうがいい人には「生まれる前〜」がおすすめ)
入院中の妊婦さんや、出産祝いに送ってあげると喜ばれる本だと思います。
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》 [DVD]
まず値段に注目。この安さでこのクオリティはそうない。
ネモリーノをロベルト=アラーニャ、アディーナをアンジェラ=ゲオルギューという豪華夫婦(当時)キャスト。この二人の歌声の前には僕の意見など何の意味も成さないだろうから何も言うまい。
この作品、位置づけとしては「喜劇」だが、ネモリーノの立場からすれば八割方悲劇で最後だけ喜劇と言った所か。私に言わせれば、世の多くの男性が体験するほろ苦い「片想い」と言うものを色彩豊かに(だから喜劇的なんですね。セピア色だとほんとの悲劇になってしまう)描いたのが本作品なのだ。
特に、それまで気弱なネモリーノが、求め続けたひとの愛を得るために、自分の生涯の自由を金で売る際の決意に満ちた演技には心を打たれずにはいられない。