FAIR AFFAIR
名曲「もう涙はいらない」収録。「刑事貴族2」のエンディングテーマで中学生の自分はこれで鈴木雅之を知りました。水谷豊のダンディーさと、東京というスタイリッシュさへの憧れは、そのまま鈴木のこの大人なカッコよさとだぶって映ったものです。
2は名曲の後を任される5番バッターのような大事な役割ですが、きちんと前曲のクオリティを継ぐムードをもちます。リスナーを充分満足させてくれる曲調ですね。この顧客満足度という点では、作品全体、いや鈴木雅之の作品というのは常にそうなのかなと思いました。6の「さよならいとしの〜」なんて最高の曲が一曲目のカップリングだったんですからね。本当に全曲いいです。ホーンセクションが彼ほど似合うミュージシャンはいないかも。
10「Come on in」の英語曲から漂ってくるキラキラした香しさは、鈴木というデザートのいちばんおいしいところかも。11も同様に極上のスイーツです。この詞のかっこよさ(キザさ)は鈴木かゴスペラーズのようなグループだけに許される男らしさかな。
甘美さにおいては、矢沢のコクとは違う、キレが魅力ですね。そして艶も香りも。これが10年後の今も続いてるというのは、これから先も彼の歌声が枯れることがない泉であるかのような気がします。
Bluesy Sky
多くの渾身のアルバムをリリースしている柳ジョージ。日本クラウンでの最後のアルバムもロックとブルースを重視しつつ、新しい面も魅せた一枚になっています。ただ、歌詞でいえば、「僕」や「君」は柳ジョージには似合わない。「俺」「おまえ」で通すべきです。自分として特にお気に入りは6番。自身作曲の激しい曲調と撓るギター。終盤のコーラスアレンジはヒップホップを剥き出して力強い!CDラベルの如く、「ブルースロックの魂に抱かれ、曇り空の彼方へと飛び立とう…」
PASSAGE:K2 SINGLE COLLECTION 1984-1996
1980年代を代表するアイドルではありますがこのアルバムは非常に質が高い曲の集まりです。エディターの腕なのでしょうが、『アクセル』から始まるところに企みを感じます。
この選曲はおそらく本人なのでしょう、先ごろ出たセルフカバーベストでも私が良いと良いと思う曲が抜けておりました。他の方も書いておりましたが本当のBESTでは無いように感じます。
『さよならは8月のララバイ』や『全てはこの夜に』は私も大好きです。恐らく吉川晃司カラオケベストからの選曲なら絶対入っております。
それを抜かしてもこのアルバムは買いです。
懐かしい方もはじめての方も是非ご購入ください。
MARTINI 2
超名曲の恋人、これに関しては何も言うことがなく、これを知らない・聴かないのはもったいないと言わ
ざる得ません。どこまでもダンディーでカッコイイアルバムです。
さよならいとしのBabyBlues アダムな夜 MIDNIGHT TRAVELER メロディー・歌詞・歌声どれも一級品で
す。夜のドライブ、スナックやしゃれたBARなどで流れたら光りますね!