ハイドシェック:宇和島ライヴ1 (Eric Heidsieck in Uwajima 1 Tempest・Estampes) [日本語解説書付]
‥‥‥というカントの論文名を引用したくなるような、この「テンペスト」だ。一般の次元を遥かに超えた芸術は、崇高な世界に接近する。このようなレベルの演奏は、もはや言葉によってその凄さを伝えるのは、不可能、無意味。
ハイドシェック:宇和島ライヴ2 (Erick Heidsieck in Uwajima 2 Beethoven Recital) [日本語解説書付]
この演目を私は2度実演で聴いた。何れも衝撃的な体験であり、その体験は20年ちかい年月を経てもすこしも色あせない。しかし録音はそれをほとんど捉えていないように思える。残念だがそれが限界なのか?あの『テンペスト』もそうなかのか?それを考えると空恐ろしくなる。