貴公子と迷子のウサギ(前編) (御園高校シリーズ) (コバルト文庫)
チヒロが目を覚ますとそこは、御園高校のご意見番真柴の部屋だった。チヒロは記憶を失っていた。
BLにはありがちな記憶喪失ものですが、一ひねりも二ひねりもあるのでご安心を。
主治医気取りのエイリアン香崎、えせイタリア人画伯日比野など、脇役も楽しい(言い切ってしまいましょう)人たちばかり。
ちょっと浮世離れしているけれど、意外と地に足がついていたりするこのお話、軽く読んでみて損はないはずです。
後編もお楽しみに。
ひとりじゃ眠れない (白泉社花丸文庫)
ホテル社長×家具職人
仕事人間で堅物。自分に厳し過ぎて不眠持ち。本当はとても愛情深い攻・平井
元気で饒舌で真っ直ぐな青年。木の温もりを心から愛している受・幸樹
家族経営の小さな家具工房「津田家具店」
そこで職人として働く幸樹は、明るく元気で仕事が大好きな青年。
ある日、津田家具店に入ったベッド製作の依頼。
しかし、依頼主であるホテル・ハイペリオンで出会った社長の平井は、
この仕事をあまり歓迎しておらず、硬い表情で取りつく島も無い。
それでもめげずに歩み寄ろうと策を練る幸樹の姿は前向きで好感を持てます。
堅物でビジネスライクな態度を崩さない平井ですが、
幸樹の話に全く耳を貸さないわけではないところに、本来の優しさが垣間見えます。
ある日、平井の体調の悪さを目にした幸樹は、彼が不眠症であることを知り、
その解消に協力することになるのだけど・・・
一緒に過ごす時間が増えるにつけ、平井への恋心が芽生える幸樹。
幸樹が側にいてくれることで、次第に眠れるようになる平井。
二人が結ばれるのは必然で、優しく愛情豊かな二人の性格が読んでて心地よい。
平井への好きが大きいあまりに不安に陥る幸樹を、大きな温もりで包み込む平井。
年の差も立場の違いも、二人の想い合う心で乗り越える。
平井の真摯な姿が格好良かったです。
夜の砂漠に護られて (ビーボーイノベルズ)
イラストにも惹かれて買ったのですが登場人物の個性が生きていてまた話しもテンポ欲良く、さらりと読み進められました。
受けが攻めに対し強気でなかなか堕ちない、また攻めも飄々とした性格で遊び人なところのまるで正反対な二人の性格のバランスが上手く表現されているて思いました。楽しく読めました。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん とっておきの嘘 (角川コミックス・エース 317-1)
私はこのコミカライズで初めて「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」に触れた初心者なので原作と比べる事は出来ませんが読んでいて単純に面白かったです。
タイトル通り過去のトラウマによって精神的に「壊れたヒロイン」と「嘘つきな主人公」を軸に物語が展開して行く訳ですが全体的に乙一さんの作風に通じる所があり、当たり前の様に犯罪を犯すズレた登場人物たちや、あるフレーズを意図的に「××」と表記する独特の台詞回しなど読んでいてグイグイ惹き込まれます。
世間一般の価値・倫理観とは相容れない為、拒絶反応を起こす人もいるでしょうが、
世の中を斜めから見た物語が大好物な私の様な人間には堪らない物があり、まーちゃんの壊れっぷり(と可愛さ)も素晴らしいの一言。
間違っても読んでいて楽しい気分にはなりませんが、決して鬱にはならない不思議な魅力を持った作品でした。
熱情の檻で眠れ
ストーリー展開は借金の肩代わりに身を売られ・・・というBL王道テンプレ、シナリオはあってないようなものですが、エロには力入ってたと思います!
安元さんの低音鬼畜ヴォイス!セクシーだけど、すごみがあってコワっ!!!「私の靴に口づけしたくなるまで教育しよう・・・」ですよ!!!
王丸と要は会えばエロいことしてる感じで、回数は短いけど、多いです!前半はもちろん陵辱プレーのみですが・・・CD始まって5分もたってないのに
「射○してみせろ」って・・orz
王丸の口調がだんだん柔らかくなってくるのも聴き所ですね、なんだ〜〜最初は怖い人って感じだったけど実は独占欲の強い寂しがり屋だったのね!って思います。