ヘリックスの孤児 (ハヤカワ文庫 SF シ 12-9) (ハヤカワ文庫SF)
2002年発表。5編の短編で構成されるが、「ケリー・ダールを探して」は夜更けのエントロピー (奇想コレクション)に、表題作「へリックスの孤児」はSFの殿堂 遙かなる地平〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)で、続く2編もSFマガジンで既出ということなので、初出は「重力の終わり」のみ。なかではやはり世界の奥の深さからいって「へリックスの孤児」の圧倒的。ただし、ハイペリオン4部作を読んでおく必要あり。次点は「カナカレデスとK2に登る」で義理堅いカマキリ星人が思わず好きになる。
Is Your Love Big Enough?: Special Edition
ギリシャとジャメィカのエキゾティックな血を引く、ロンドン出身のフォーキー・ソウル系
シンガー・ソングライター、マルチ奏者、リャーン・ラ・ハヴァスのデビュー・アルバム。
既に英国では大人気の彼女で、素人のカバ−した歌唱映像が多数うpされていて微笑ましい。
リミックスというクズ物うpも多いのは悩ましいところなんだけど・・・それも彼女の人気と
魅力的な楽曲の証と言える。
英国でBBCあたりが大仰に騒ぐ音楽は要注意するのが鉄則だけどアデル、ルーマー等と同じく
彼女も別格。
しっとりソウフルで繊細に歌い上げるその声は中高音も美しく伸び、聴き手を魅了する。
稚拙で時代遅れの打ち込み音楽が蔓延する中、アナログでジャージーなサウンドにも拘った
プロダクションに透きとおった清涼感すら感じてしまう。
アルバムの構成として前半にリード・シングルなどの比較的キャッチーな曲を配置し後半はグッと
聴かせる大人曲を配置した・・・・・ それも良い。
全12曲 約45分 ライブ・トラック4曲を押し売りのデラック盤ってのがあるけれど・・・、
ライブはツベで充分。販売元の増益目的意外の何者でも無い国内盤なんてのと同じで資源の無駄使い。
イナフ コレクターズ・エディション [DVD]
DVをテーマにした作品ということで、「愛がこわれるとき」の作り直しみたいな内容を想像していたのですが、後半、ちょっと予想外な展開があって、その点に関してだけは新しさを感じました。
ガタイの良いジェニロペを主演に起用した理由は、後半の展開にあった訳ですな。
実際に夫のDVで悩んでいる人にも、ああやって立ち向かってもらいたいものですが、そう簡単にいかないのが、現実なんでしょうね……。
Ain't Enough Comin in
OTIS RUSH(オーティス・レティングは昔、よく聴いたよ)は全く知らなかったけど、レビュアーのsumoriさんのレビューを見て早速購入しました。 い~ですね~!クラプトン、レイ・ボーンとブルースにはまってますが、やはり、黒人は声もいいし、重みがあっていいですね。 ギターもうまくて良く鳴きますね! A FOOL FOR YOU なんか30年前に良く聴いたソウルですね。 IT'S MY OWN FAULT はB.B.KINGの曲とのこと、なかなか渋くてい~い。 B.B.KINGの好きな私には最高ですね。 メジャーになるとつまらないアルバムがよく出回る中、選曲も良く、全12曲、飛ばしたくなる曲は一曲もありませんでした。 ほんと、すばらしいアーティストにめぐり合わせてくれてありがたいですね。 sumoriさんにも大・大感謝!! それにしても安い!! また感謝!
Give 'em Enough Rope
クラッシュだと1stだと言う人が多数を占め、その次に3rdということになるのですが、一番曲が良くて一番エネルギッシュでパンクらしいのがこの2nd。このヒリヒリした感触を味わいたくて何度聴いたか分からないアルバムです。イメージ通りのパンクを聴きたいなら間違いなくコレです。