音怪 一志耳袋
遺作と言うことで敬意を払って、原文に近い形態での収録なんでしょうけど…
オリジナルの文章は、相当読み辛かったに違いないと想像できました(笑)
厳しく言うと”新耳袋シリーズ”で前書き・あとがきに書いてあったとおり、
収集した怪異が、全て本当の話だったり興味深い話であるとは限らない…
その中から、セレクトして発表している。
うむ。だから”新耳袋シリーズ”は面白いわけで、
ズバリこの本は著者”一志”の日記です(笑)
といわれても、しょうがない内容。
だからといって全部が駄目なわけでなく、全65噺のうち3噺くらいは良かった。
コレは…”新耳袋シリーズ”の新刊の中の一編”音怪”とでも銘打って、
更に数話セレクトして文章を修正して発表した方が、良かったかも。
九十九怪談 第三夜 (角川文庫)
2012年夏、今頃ですが4巻まで読んだ中で一番おもしろかったかも。
不謹慎だけど震災ネタとか、関西の電車ネタはゾクリとくる。
現在5巻も読んでいる最中ですが…
ガッカリ感のある4巻と比べたら☆5でおもしろかったです。
辛奇音劇シリーズ 木原浩勝の怪鬼宴「録音スタジオの怪」&「旅館の怪」 〈同時購入特典付き〉
木原さんの怪談が好きなので買いました!
怪談好きなのでこういうのはもっと出て欲しいですね。
他にも怪談のCDはありますが、声優さんが演じてくれるというのは新鮮でちゃんと怖がることができました。
ヘッドフォン推奨らしいですが、夜聞く場合は私は怖くてつけれません(笑)
マイナスの星は特典CDの木原さんの主張に賛同できなかったからです(笑)
本編はちゃんと星5です!
九十九怪談 第五夜
新耳シリーズから買っていますが、今回の巻の本編は良くも悪くもサラっと読めます。 従来のファンには少し物足りなさを感じるかもしれません。 純粋な怖さだけを求めるのであればあまりオススメできません。 またここからは個人的なレビューになりますが、 木原先生の唯一無二の弟子である一志(いっし)さんのお話も収録されており、双方のファンである私は涙が溢れ読めなくなるほどでした。 純粋な怪談を期待している方には蛇足でしかないかもしれませんが、それでもファンには嬉しいもの。 確かに宣伝的な文面を本編に入れるのはあまりいただけませんでしたが、そこまでケチをつけるほどではないと思います。
かっぱのたからもの
昨年あたりから、各地のイベント会場での活動を見てきましたが、ここにきてパフォーマンスが格段の進化を遂げています。以前はお子様向けっぽい楽曲が多かったのが、このアルバムは間違いなく大人が満足できる作品群です。
歌詞の深みも増しており、数日しか生きないとされる「件」に悲哀を感じ、『墓に布団を着せました』では泣き笑いさせられ、「送り提灯」には妙に親近感が沸きます。
それとは対照的に、ライヴで猛烈なカッコよさを放っていた『妖怪戦士オコツマン!』は、身体が自然とリズムを刻んでしまうほどのインパクトが凄い。
シングルカット版とは異なる演出がなされている『荒野の七人みさき』もニクいし、いつの間にか次の曲が始まっている構成にも驚かされました。
そして忘れてはならないのが、遊び心満載のブックレット。
天狗さん画のイラストは、似顔絵が激ウマ! 知った顔を見つける楽しみもあります。
スペシャルゲストに注目がいきがちですが、「ゲスト」は「ゲスト」。
ちゃんと『妖怪プロジェクト』が主役を張っています。
この夏、ナゴヤドームや太秦へ行く予定の方、必聴ですヨ♪