僕は、涙の出ない目で泣いた。―視力障害の天才ヴァイオリニストがつかんだ人生の光
川畠成道はヴァイオリストである。
この本を読む前にまずは彼の音楽を聴いてほしい。
私は普段、ロックやR&Bを中心に音楽を聞いているが
たまたまレコード屋でクラシックの視聴があったので聞いてみたら
感動!感動!感動!
視聴したのは二作目の「アヴェマリア」でしたが、
即購入してずっと聞いていました。
私は名前は全然知らなかったのですが、俄然どういう人なのか
知りたくなりこの本の存在を知り読みました。
もし、第三者が彼について書くとしたら
「苦難を乗り越えたサクセスストーリー」となるでしょう。
これは第三者的な見方で、じっさいの本人による説明となると
素朴に自分の人生を邁進している姿が書かれています。
目が見えないことがヴァイオリンを弾くきっかけとなりますが、
一流になるためには、音楽が好きだからというだけではなく
「職業としての音楽家」のプレッシャーにも打ち克つことが必要です。
第三者的に見れば才能があると不安なんかないように見えますが、
「職業としての音楽家」になることへの自問自答は
私たち学生にも共感できるのではないでしょうか。
ベスト・オブ・ベスト~珠玉のヴァイオリン名曲集[全66曲]
音楽に詳しいわけでもないのでごく短く。
ヴァイオリン、ピアノ他たまに名曲集みたいなのを聴きたくなります。
一番いいのは名曲アルバムのような感じ。
ヴァイオリンですとグリュミオーの名曲集をカタキのように聴いてきましたが、
今回お手頃な価格でたくさんいろんな曲が聴けそう、
という理由から、オススメされてたこちらを購入してみました。
大変よかったです。
普段クラシックなぞ興味のない人間にも聴きやすい選曲と演奏の名曲集でした。
空手と気
現代科学では未だ解明されていない、しかし古の達人は会得していたと思われる「気」。生と死の間に身を置くほどの究極の稽古の中から著者がつかんだ「気」の実践と原理を著した本。「気」を体験していない、または絵空事と考えている者が読んでも、この本の内容は意味がわからないかもしれない。しかし、「気」に興味がある者、もしくは既にその存在を知っている者が読んだ場合、この本の奥深さは底知れない。実践し、検証し、再現性が確認されている確固たる事実としての「気の実践」をこの本は著している。その実践のためには、「心の豊かさ」まで説かれる。「脳の時代」は誤りであり、「身体」と「心」の時代を説く。「心技体」を単なる心構えではなく、生活の中の実践と説くこの本は、空手の世界を遙かに越えて、現代社会の病理を解決するヒントがちりばめられている。