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MDRT講演同内容収録 【勝手に紹介が出てしまう】(保険営業向け) [DVD]
牧野さんのブログやメルマガはいつも拝見していて、気にはなっていましたので今回購入を
させて頂きましたが、内容もとてもよく明日からまたやろう。やっていこうという気にさせて
もらえる内容でした。生保営業している人間ならば、見る価値十分にあると思います。
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楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史 (ハヤカワ文庫JA)
すんごいなこの本。
スゴ本と読んでもいいのかもしれない。なんだろうこれ。
あたしの印象はインキュバス言語が筒井康隆を、家具の話が家畜人ヤプーへのオマージュ?
というもの。
ひとつひとつの内容は面白いし凝っていて、ぐいぐい引き込まれた。
パターンもかなり違うので飽きることもなく。
ただ、残念だったのはそれが収束していないこと。
最後にそれらが全部まとまっていたら、もう感激してたんだろうに。
まぁ、そういう楽しみ方だけじゃないよって言われたらそれまでなんだけどね。
全体の完成度だけで完璧、と、すべきなのか。
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NOVA 6---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
ある意味豪華な「書き下ろし」SF短編集も遂に6作目に突入しました
今回は比較的新人の作品が多かったです
斉藤直子著「白い恋人たち」
もはや、このシリーズの常連さん。三度目の登場です
「ドリフターズ」の姉妹編
最近、「だてマスク」が主に若者の間で流行っています
本作ではそれがさらに進み、頭部全体をマスクで覆うことが流行
風刺的な内容かとおもいきや、ドタバタラブコメ的な展開をみせ、楽しかったです
七佳弁京著「十五年の孤独」
著者の作品を読むのは初
軌道エレベーターを15年掛けて人力登攀する話
抑制された文体が作品の雰囲気とよくあっていました
独創的だが、奇想ではないアイディアが秀逸
蘇部健一著「硝子の向こうの恋人」
王道というか古典的なタイムトラベル・ロマンス
パラレルワールド型が最近多い気がしますが、本著は決定論型
松崎有理著「超現実な彼女 代書屋ミクラの初仕事」
著者がデビューから書き続けている「北の街」を舞台にしたシリーズの一編
ミクラ氏はキャラが非常に立っている
もの静かな街の雰囲気からは突出しており、シリーズの良いアクセントになっていて好きだ
高山羽根子著「母のいる島」
著者の作品を読むのは初
小さな島に住む大家族(十六姉妹)の話
パワフルでした
船戸一人著「リビング・オブ・ザ・デッド」
人の感情の動きを読む装置の使用や情動サプリの服用で、その場の空気に合わせ感情を制御できるようになった社会での高校の演劇部の様子が綴られる
アイデンテティの基盤の揺らぎを描いた作品かなと思います
個人的には個性って、そんなに重要なのか疑問に感じています
一部の人たちにとって個性は非常に重要なものだということはわかりますが、無個性は構わない無個性で構わないとも思います
樺山三英著「庭、庭師、徒弟」
どうも作品に馴染めず、完読できませんでした
北野勇作著「とんがりとその周辺」
北野氏も本作で三度目の登場
でも、今作は社員ものではなく、ロードムービー的な内容かな
つかみどころの無い作品なので上手く説明できませんが・・・
牧野修著「僕がもう死んでいるってことは内緒だよ」
3.11を意識して書かれた作品のようです
宮部みゆき著「保安官の明日」
あまりにも手垢のつきすぎた題材で、最初はいまさらこんなの書くかと思ってしまいました
しかし、後半の展開が予想外すぎました
世界の謎が説明された後こそが、本作のみどころです
決して突飛な方向へ展開する訳ではありません
宮部氏だからこその重厚な仕上がりでした
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グイン・サーガ・ワールド1 (ハヤカワ文庫JA)
逝去された栗本薫さんの大作、
グイン・サーガシリーズの
トリピュート・ブックのような内容です。
久美沙織さんをはじめとする3人の作家さんによる
外伝が3本。栗本さんご自身の遺稿と日記。
ご夫君によるエッセイが収められています。
あの絢爛たる作品世界がこのままになってしまうのは
あまりに残念なので、こうした形で物語が紡がれていく
ことには賛成ですし、寄稿された方々の熱意も実力も
素晴らしいと思います。
時機が熟して本編の続きをどなたかが
書き継いでいって下さることも、
あるかもしれませんね。
魔が差して、自分が書きたくなっちゃうのが
頭の痛いところではありますが、それはまあ
ファンですもの致し方ないですね。
幾度考えても早すぎる逝去に
無念の想いが湧きます。
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英語イディオム表現集―語源を知れば自然に出てくる
「動物に関するイディオム」「身体に関するイディオム」など9項目に分類されており、従来のこの種の本に比べるとわかりやすい。「受験のための、、」というように「暗記!暗記!」という本が多い中、本書は実用的なイディオムが多く、会話のスパイスにはもってこいであり、英語の運用力をつけるには最適である。
願わくば、社会人の初級英語学習者でも楽しめるようにCDが添付され、シチュエーションが理解できる雰囲気や発音が練習できるようになっているとさらに良いと思われる。また、学生でも買いやすい値段設定であるとさらに良かったか、、、
しかしながら、これだけ内容が充実したイディオム集はこれまでになかったであろう。お薦めの一冊である。