水曜どうでしょうDVD第17弾『ヨーロッパ・リベンジ』
どこから購入すべきかは他のレビューアーも述べておられるのでさておいて、名作「フィヨルドの恋人」の使用曲が差し替えられています。
TV放映時は映画「プロスペローの本」のサントラにあるM-4, M-5が使われており、北欧の美しく陰鬱な風景とドラマティックな旋律、そして出演陣の狂気を秘めた(笑)ある意味極限状態の演技とがあいまって、元々はネタに困ったどうでしょう班が半ばヤケクソで作ったと思われる小ネタが、思いがけず見る者の涙を誘ってしまうほどの名作に仕上がっていたのに、やはり著作権の問題でもあったのでしょうか、残念です。
しかし相変わらずおマケ満載のメイキング映像では、水が怖いはずのミスターさんが第2話で入水した後も延々迫真の演技を続けるシーンも収録されていて(更にそんなミスターさんに対し本人に聞こえないところで発する大泉さんのコメントが秀逸)、イマドキ大枚はたいてDVDを買おうという奇特な諸氏のスキ心を大いに満足させる内容となってはいます。
ミスターこと鈴井さんは今日付けで20年務められた社長業をお辞めになるそうですが、見る方の私にとってはそんな現在の状況もシンクロして「いつまでも夢を見ているわけにはいかないんです」という言葉に、改めて感慨深いものを感じる今日この頃でございます。
水曜どうでしょう 第16弾 72時間! 原付東日本縦断ラリー/シェフ大泉 夏野菜スペシャル [DVD]
「原付きラリー」と「夏野菜」の二本立てという、正に「水曜どうでしょう」の歴史に残る珠玉の作品の組み合わせです。 これで4000円(すいませんローソン価格です)間違いなく「買い!」です!とりわけ「夏野菜」は「どうでしょう」初心者の方でも十分楽しめます。特に第3夜あたりから繰り広げられる、大泉洋と藤村Dとの罵声の浴びせ合いは、その数年後、大泉洋が「あれはまるでアーネスト・ホーストとボプ・サップの撃ち合いのようだった」と語るほど腹を抱えて笑えます。また私は秋田県の大館市出身でありますが、秋田県の県北(とりわけ県道285線沿い)に在住する、そこのあなた!!必見です。