地球が静止する日
個人的には面白かったのですが、上記の<内容(「BOOK」データベースより)>を鵜呑みにして『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』や『マトリックス』のような内容を期待する人にはお奨めできません。また「謎」に対して明確な「答」がないと納得いかないような人も向いていないでしょう。
わたしが面白いと思えたのは、これは人類に勝ち目はないわ‥‥と思わせる宇宙人の圧倒的なオーバーテクノロジーと、逆立ちしたって勝ち目がないのはわかっていても抵抗しようとする人類(というか米政府ですが)の悲しさです。
でも、この作品中の人類が愚かだとは思いません。ノラ猫が、撫でようとして手を近づけた猫好きな人を噛み付くのと同じで、無理からぬことでしょう。