ママはチャイドル!!(1) (シリウスコミックス)
93年にデビュー、2011年現在12歳(本誌記載のプロフィールより)と言うベンジャミン・バトン的数奇な生涯を送る作家おがわ甘藍さん。
成年誌から一般誌に再進出した本作は元来講談社のサイトMichao!から携帯用に配信されていた作品で、現在連載中のネメシス誌には未発表のエピソードが含まれて居ます。
1.ママがあたしで、あたしがママで。
2.初体験☆まるみえ熱撮・露天風呂!!(前・中・後編)
3.禁断☆発情!!セレブ姉妹
4.実録!!乱交歌合戦(紅組編)(白組編)
内、2,3が紙媒体では初お目見えとなります。
魂の入替物(それを簡潔に表したタイトルも見事ですが)に芸能界の退廃した裏事情を組み合わせた話をデフォルメの強い可愛い絵で描いて居ます。
各エピソードのクライマックスはドリフターズも顔負けのモブ・シーンで描かれる事が多く、最近では珍しい群像ドタバタエロコメディとなっています。
マイナーな発表媒体ならともかく天下の講談社が例え季刊誌とは言えここまで直截に誰をモデルにしたかが解るネタの漫画化を許したのも驚きですが、一度一般誌からフェイド・アウトしたおがわ氏のカムバック作が実に漫画的に面白いのにも驚かされました。
少女タレント専門出版社の我羅那(がらな)社長の複雑な性を抱えながらも一本芯が通った情けなくも男らしい人物造形は実に魅力的です。
オマケとして表紙を外すと出て来る主人公霧崎リイナちゃんの着せ替え人形や、各エピソードに出て来る問題芸能人の「ウラ芸能紳士録(これが結構年配の読者には笑えます)」、おがわ氏によるオマケ漫画「実録!!『ママはチャイドル!!』ができるまで」、そして吉田豪氏の本誌の内容を盛り上げる上手い巻末解説が付いて居ます。
絵にクセが有り、都条例的にかなり際どい描写が御座いますが面白い漫画をお探しの方にはお薦めです。
内田莉紗 [DVD]
おはガール莉紗ちゃんのイメージDVD。彼女の魅力が良く出ていると思います。ここまでしぐさがかわいい子とは思ってなかったです。声もとてもいいですね!舞台での成果が出ているように見受けられます。それに12歳にしてはしっかりしている印象を持ちます。
彼女のファンになった人なら買いだと思いますね。
ママはチャイドル!!(2) (シリウスコミックス)
いやーすごい。こんな危険な漫画があったとは。1巻も凄いですが2巻のエス カレートぶりが凄まじいです。小学生相手に教壇で×××なんて・・・エロマンガなら無いこともないシチュエーションですが、一般漫画で? 正気かー!?wwwもちろんギャ グですから別にガチのソレ系を見ちゃった時の気まずさとかはないんで、笑うだけですけど、それでもこの切り込み方は一般漫画では見たこと ないですねー。この規制の厳しいご時世に、あえてここに突っ込んでいく命知らずさには拍手を送りたいです。あとこんだけ乱×シーンの多い 一般漫画も見たことないです。
天使
「チャイドルブーム」と言われた現象のただなかの写真集です。出演は、野村佑香、浜丘麻矢、橋本麻美々、吉野紗香、安藤希、栗山千明、大村彩子、水谷妃里と、当時最前線にいたそうそうたるメンバー。上昇気流を背に受けた8人を「天使」に見立てて構成されています。まるで服飾学校の発表会かというような前衛的な衣装。同世代の女の子への訴求と、「格好よさ」というコンセプトが求められた時代でしたから、露骨な少女偏愛へは傾かず、芸術性をまぶすことが必須条件でした。かわいさは否応なしにそがれますが、節度という大義名分は保たれていた良心的な時代だったとも言えます。それにしても、「先物買い」という観点から追いかけた人にしてみれば、花開いたのはせいぜい「キル・ビル」の栗山くらいですから、神童がただの人にならずに育つのはいかに難しいか、そして、ブームは所詮ブームに過ぎなかったのだ、ということを実証してしまっている写真集ということになります。
少女館
はっきり言って栗山千明だけが目的で買ったのだが、いやはや、なかなかどうして、みんなカワイイぞ、しかしやっぱり千明が一番だった(笑)。彼女はどうにも他の少女たちにくらべて一頭抜け出していて、格の違いが出てしまう。もはや再販の望むべくもない「神話少女」でもそうだが、この頃の千明には、同年代の少女らしい愛らしさの中に、どこか冷たい妖気を漂わせるかのような感触、人外のあやかしや、月の娘を思わせる「何か」への不思議な感触があり、その「こわい・かわいい」が見ていてとても快感なのだ。「かわいい」少女たちと栗山千明が並んでカメラのフレームに収まることで、かえって少女の特性は「かわいい」だけではないということを、明らかにしてしまっているようにも見える。