GOLDEN☆BEST 西城秀樹 シングルコレクション
ラスト23曲目『ギャランドゥ』以外は全て70年代のシングル曲です。これを選曲するならラスト23曲目は『ホップ・ステップ・ジャンプ』を収録したほうが良かったのでは・・・?
天使行動 [VHS]
巨大麻薬組織を叩き潰すために結成された秘密工作部隊エンジェルスの戦いを描く。
出演者は西城秀樹、ムーン・リー、アレックス・フォン、エレイン・ルイ、
デビッド・チャン、大島由加里、ウォン・チェンリーと豪華。
なんといっても体を張ったアクションは必見。
西城秀樹本人がヘリにぶら下がるスタントや、代役なしでウォン・チェンリーとのクンフーバトルを披露し、
ムーン・リーVS大島由加里はお互い血だるまになりながら壮絶な戦いを見せてくれた。
是非国内DVD化を望みたいところである。
ありのままに 「三度目の人生」を生きる
私は西城秀樹の大ファンで、小学生の頃からあこがれ続けてきた歌手だ。その彼が2003年、去年の暮れに脳梗塞を2度発症したことにより、一時は「死にたい」とか「芸能界を引退する」と言う覚悟や苦しみを味わった。でも秀樹は家族の愛情に包まれて厳しいリハビリを乗り越え再びステージにまで復帰するという回復ぶりを見せた。その彼が先日の東京ドームシティプリズムホールで「60歳になったら歌の世界から去っていこうと思う」と言う衝撃的なコメントを出した。ファンにとっては秀樹が芸能界で41年間も歌い続けてきた偉大な歌手であったため、少なからずショックを受けた。
どんなことでもそうだが、自分の歩んで来た好きな道を辞めてしまうということは相当な覚悟が要るものだ。私もある事情で自分の好きな道を諦めた。だから今回の秀樹の気持ちは痛いほど分る。
私の父は仕事中にクモマッカ出血を起し、急死した。脳梗塞だけでなく、脳腫瘍、クモマッカ出血その他色んな脳の病気はあるが本当に怖い。いつどんな形で発症するか予想がつかない。
秀樹が2004年「あきらめない・脳梗塞からの挑戦」の本を出版した時も私は一気に読んで秀樹の病気に負けまいという前向きな気持ちが伝わってきた。本当に秀樹の脳梗塞との戦いと歌手という使命を果たしているので彼はいかに頑張ってここまでやってきたのかが分かる。
今回の「ありのままに」の出版で秀樹の心の真相がハッキリ見えてくると思う。秀樹は歌手という仕事に常に誇りを持ち、愛し続けてきたのである。
脳の病気は本当に怖い。父が急死したことでハッキリしたのである。秀樹には自分の思うような道を進んで欲しい。
あきらめない―脳梗塞からの挑戦
引きつけられるように一気に読んだ。感動で涙がこぼれた。だが、一度読み終わって、ハッと我に返った瞬間、何か複雑な想いが心をよぎった。何かが違う。何なのだろう? この気持ちは・・・ 私はそのあと、この本を開くことができずにいる。
秀樹の歌への情熱、どん底から這い上がってきた努力と執念、そしてそれを支えたご家族たちの愛情・・・ どれもすごいと思った。些細なことで悩んでいる頭をブン殴られたような気持ちになる。そういう意味では、ぜひ多くの人に読んでほしいとも思う。
もし、私が秀樹ファンではなく、もっと単純に読めた本だったら、普通に☆5つをつけられたかもしれない。だが、ファンとしては複雑だった。この本を書いた秀樹の気持ちを否定するつもりはないけれど、どうしてここまでさらけ出さなければならないの!? と思った。ここまで知りたくなかったし、(いくら正直なところであっても)聞きたくない言葉もあった。
これは、同じ病気で悩んでる人のため? でも、こんなことは、秀樹がやらなきゃならないことじゃない。秀樹はこの病気の経験者である前に、歌手でありスターなのだ。もっと大切なことがある! 秀樹には、ただカッコいいロック界のスーパースターでいてほしい、永遠のヤングマンでいてほしいと思う心に、一抹の影がさしたようでもあった。それより、本当は、秀樹にはこんな闘病記など出版して欲しくなかった、というのが、正直な気持ちだったのかもしれない。
ファン(というより私個人かもしれないが)にとって、あれは一番触れたくない“忌まわしい過去”であるような気がする。お願いだから、ここから脱してほしい! 世間からもファンからも、そして秀樹自身からも、あの病気の話などが出なくなる頃までは、私はもう一度読むことはない(できない)と思う。
こんなコメントしか書けずに、ごめんね、秀樹・・・
GOLDEN☆BEST デラックス 西城秀樹
西城秀樹さんのシングルA面をほぼ網羅した3枚組CDです。
これまで発売されてきた西城秀樹さんのベストCDからことごとく弾かれていた「エンドレス・サマー」がついに収録されました。
1980年の夏に発売されたこの曲は「ザ・ベストテン」では4位まで上昇したものの、
オリコンでは最高12位と久しぶりにベストテン入りを逃し全盛時のヒデキのシングルとしては
地味な印象はありましたが、個人的に大好きな曲で、ついにこの曲が良い音で聞けてとてもうれしく思っています。
内容的には冒頭に書いたとおりデビューから後期までのほぼすべてのシングルA面曲が実に62曲も収録されており、決定版的内容となっています。
私も中途半端に曲がダブっていた1枚ものベスト全て処分して本品を購入しましたが大満足しています。