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Anesthetize [DVD] [Import]
オルタナ系プログレ
作品を追うごとにストレートさやグルーブ感が
増してきているように感じられる。
静と動、緩急のバランスが絶妙。
fear of a blank planet全曲とnil recurringからの曲が中心。
deadwingに比べfear of 〜は暗い印象の曲が多く
初めのうちは敬遠していたが、このDVDを観てハマッた。
前作のDVDに比べ映像効果などなく鑑賞し易い。
fear of 〜の曲でのback screen映像も印象的。
barbieriのcoolさと時折見せる笑みも見所の1つだ。
最近観たlive videoの中ではBEST
ところで何故今までレビュー無しなの?
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In Absentia
イギリスのプログレ・ロックバンド、ポーキュパイン・トゥリーの2002年作
彼らの音はいうなれば、現代にマッチした憂鬱なメロディアスロック、ということになるのだろうか。
プログレメタルというほどテクニカルでもないし、厳密にいえばプログレでもない音だが、、
クールな情感とやや暗鬱な叙情をかもしだすサウンドには不思議な魅力もある。
内的世界の描写を淡々とした演奏で表すところなどはポストロック的で、
そういう点では現代版PINK FLOYDと表現されるのもうなずける。
やわらかだが冷たい質感と、しっかりとロックとしてのビートを感じるし、
メロトロン的なキーボードの使い方などはどこか北欧的で、
ANEKDOTEN、さらにはOPETHなどの静寂部分に通じるものもある。
メロディアスでメランコリックな「雰囲気」が気に入れば心地よく聴ける音楽だろう。
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Arriving Somewhere [DVD] [Import]
一言で言うと、実に素晴らしい映像作品。
かなり細かいカット割りで各メンバーを拾ってゆくのだが、その的確さが抜群で、本当にバンドのことを理解していると唸らされる。
ちょっとしたドラムのフィルインすら実にカッコイイカットで見せてくれる。
バンドのプレイ自体も申し分なく、スタジオ盤ではクール一辺倒だった楽曲にも冷たい熱を帯びたようなテンションがヒシヒシと感じられる。
ファンのみならず、大人のモダンロック、インテリジェンスの感じられるヘヴィーロック、などお好きな方に強くお勧めしたい。
(プログレ要素は逆に期待しないほうが楽しめるかと)
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デッドウィング
かのKING CRIMSONロバート・フリップが絶賛したバンドの日本メジャー作であり会心の一石となる英国プログレッシヴ・ロックの作品。
彼等の随一の個性はプログレッシヴ・ロックの基準のそれとは似て明らかに異なるセンスを叩き出している点だが、その感性はサイケな白黒を帯びたモノトーンさのそれが漂った世界観となっており、ヘヴィなGtグルーヴの絡みこそ現代的なヘヴィ・ロックを強調させるが、それを大胆に生かし優雅なピアノ、レトロ感のあるシンセを効果的に乗せシリアスで憂鬱にあってもダイナミックなロック色を吐き出し"静と動"のコントラストに彩られ見事なまでに陰な美しさを奏でている。
あまりスルメっぽさを感じる事はなくグルーヴィでハードなロック#2や美しいピアノが響くバラード#3も良いが、置いてきぼりにさせられる孤独な感覚を同時に味わわせるのもプログレのアーティスティック性としての芸術を見せつける前述の構成が詰まった大作曲の#1や#5等にこそ彼等の真価がはっきりと伝わり、その静動の対比感は流石。
緩急によりけりだが甘過ぎる事なく、かと言い難解過ぎる事もない程度に固められたテクも十分備わっている。
モダンなプログレッシヴ・ロックという所で一際放つ凄いアルバムだ。
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Anesthetize [DVD+Blu-ray] [Import]
オルタナ系プログレ
作品を追うごとにストレートさやグルーブ感が
増してきているように感じられる。
静と動、緩急のバランスが絶妙。
fear of a blank planet全曲とnil recurringからの曲が中心。
deadwingに比べfear of 〜は暗い印象の曲が多く
初めのうちは敬遠していたが、このDVDを観てハマッた。
前作のDVDに比べ映像効果などなく鑑賞し易い。
fear of 〜の曲でのback screen映像も印象的。
barbieriのcoolさと時折見せる笑みも見所の1つだ。
最近観たlive videoの中ではBEST
ところで何故今までレビュー無しなの?