二つの狂気―森進一作品拾遺
田中美知太郎の弟子の中でも異彩を放つ森進一。
小説家を目指して田中の研究室を離脱、森泰三として無頼派作家のような
生活を送りながらも、田中との付き合いは保ち、金を無心しに師を訪ねたことも
あったという。その後、父親の死を契機に研究室に復帰し西洋古典学者として
の仕事に従事するようになる。
師匠譲りの随筆風の文体で、西洋の古典から日本の近代文学まで広く批評する
そのスタイルは、極めて文芸的な雰囲気の漂う古典ギリシア文学・哲学の情景
をもっとも分かりやすく読者に伝えるのではないだろうか。
本書は2005年に亡くなった彼のアンソロジー的な著作集である。
輝きの軌跡~森進一歌手生活40周年記念リサイタル~ [DVD]
森さんのデビュー当時からの密かなファンです。いずれの歌もすばらしい!この人は歌手というより、魂の表現者として我々の前に存在しているのだとしみじみ感じました。一つ一つの歌にこめられたパッションは、様々な困難に遭遇しつつもなお一筋に歌い続けている彼の生き様を髣髴とさせます。
無償の愛 森進一君へ 川内康範の遺言
本当にこの通りなら、森進一は“今の筋書きで”おふくろさんを歌って良いのかって感じ。この本の通りなら、間違いなく森進一も、おふくろさんも、川内康範も、不動のものに成るんじゃないかと思った。本文中に、「さんざん悪態をついた友人が、憎しみにも近い感情を残したまま他界したとする。しかしその後、まさかと思うタイミングで、心のこもった遺言と財産と言ってもいいような未発表の詩が残されていたのなら・・・。」とあったが、それをあの態度で演出でしていたのなら、本当に昭和の傑物だ。本当かなという思いもあるが、著者の特攻隊時代のことから出会いまで、またその後の二人の関係も、時代やその情景も頭に浮かび、一気に読め楽しめるのも確かだ。素直に読めば素直に感動できるが、本当にこんな演出を考えていたのかなという部分もある・・・。
歌,そして夢はてしなく…森進一in武道館 [VHS]
森進一さんの武道館でのコンサートに、行くことができなかったのがとても残念でなりませんでした。だから、せめてDVDで、コンサートを聞けたら良いなとおもいました。何年たっても、素晴らしいものは忘れませんから。
ファンが選んだ森進一 ベストアルバム
母(50歳代)が森進一さんの歌が好きだと言うので、このCDをプレゼントしたところ、たいへん喜ばれました。私は普段演歌を聴かないので、どのCDを選ぼうか迷ったのですが、このCDは程よく曲数が豊富であり、また、私がタイトルを見ただけでもメロディが思い浮かぶほど有名な曲がいくつも収録されていましたので、これを選択したところ、大正解でした。
話題の「おふくろさん」を初めとして、「冬のリヴィエラ」や「襟裳岬」など、母にとっては思い出に残る名曲が一杯詰まっていたようで、たいそう満足そうでした。
ここに収録されていない曲によほどの思い入れがある方が対象でない限り、このCDは贈り物としても最適だと思われます。