エラ・フィッツジェラルド~サムシング・トゥ・リヴ・フォー~ [VHS]
類稀にみる才能=天性のチャーミングな声と圧倒的なテクニック。
エラ・フィッツジェラルドが空前絶後の偉大なジャズ・ヴォーカリストだった事に疑う余地は無かろう。
彼女ほど圧倒的な存在感をもった歌手は今後も現れ無いに違いない。
彼女が他界した今でも、数多く残されているレコーディングによって我々はその魅力に触れる事が出来る。
運良くブレイク後のエラは数多くのテレビ番組に登場したお陰で、映像記録自体はかなり多く存在する様だ。
このDVDは膨大な記録の中から彼女の歴史が年代順に簡潔に並べられていて嬉しい限りだ。
多くの大物ミュージシャンとのコレボレーション映像も大変貴重で、ファンならずとも思わず身を乗り出してしまいそうなシーンも数多い。
また随所に盛り込まれた彼女の取り巻きだった人々によるインタービュー映像が、人間としてのエラを知る上で非常に貴重である。
彼女の陽の当たらない部分=スターの苦悩の一端を伺い知る事も出来る。
彼女をオンタイムで体験された多くの方々にとっては、過ぎし日の想い出に十分に浸れる珠玉の一本となるだろう。
また、これから本格的にエラの世界に入り込もうとお考えの若い方々にとっても格好の入門教材となるに違いない。
偉大なエラの一端を知る事の出来る貴重な映像集。
DVDの有り難さが改めて身に染みた一本である。
Pure Ella
ジャズボーカルに足を踏み入れれば必ず通るエラ・フィッツジェラルドの声。
彼女の歌声が多くの人に必要とされる証明として
過去数え切れないアルバムがリリースされている。
初めて手にしたエラのアルバムがこの「Pure Ella]ならば、
それは金脈を掘り当てたに等しい幸運である。
エラ世界を巡り巡って「Pure Ella]にたどりついたならば,
暫くこのアルバムに休息を求めるべきである。
憎いほど私の心を捉えたこの作品を是非みなさんにも聞いて頂きたい。
彼女が何故女王の名を拝しているのかがたった18曲で伝わってくる。
彼女が歌う名曲を「心を込めて」詰め込んだ名盤中の名盤だと感じた。
Sings With The Duke Ellington Orchestra
早速CDを購入して、早速聴きました。
平賀マリカが、デュークエリントンの作品に挑戦しています。
しかも、デュークエリントンオーケストラと共演をしているのです。
平賀マリカは、今までもさまざまなテーマに基づいて、CDアルバムを作成してきました。
今回はオーケストラをバックに歌っているのです。
それも、「縦横無尽」に歌っているのです。
このCDを聴きながら、少々うきうきして
やはりスィングしてしまうぐらいです。
しかも、歌の内容を解釈して、丁寧に歌っていることがうかがえます。
11曲がデューク・エリントンナンバーで、1曲がこのCDのためのオリジナル曲です。
聴き応えが有り、平賀マリカは進化し続けているのです。
聴くに値する仕上がりです。
このCDを通して、ライブコンサートに行きたくなるぐらいです。
平成24年7月、名古屋でまさしくCDのライブがあるので今から浮き浮きです。
まるで『マリカ列車で行こう』です。
紙ジャケットも温かさを感じます。
The Great American Songbook
円高の恩恵で2枚組が僅か730円で手に入る、幸せな事ですね。音楽は完全にスタンダードなナンバーばかりだと思います。(最近になって彼女の曲の良さが分かったので)日本語の帯が付いているので逆輸入盤ではないかと思われますが、注意書きも書いてあります。日本語の解説書は入っていません。ま、曲を純粋に楽しむなら、ステレオのCDトレイに入れるなり、パソコンのiTunesに取り込んで、耳を傾ければいいんです。
録音は確かに古いですよ。いつ録音された物かも分かりませんが、ちゃんとデジタルリマスターが処理されているので雑音の中に音が埋もれる事も無く、その時代がちゃんとパッケージされています。ま、曲に関する情報も欲しい人がいるので、その点だけは注意した方が良いです。
後、もう一つ注意点と言えば、これも音楽自体には問題は無いんですけど、入っているパッケージの写真がここのカタログとは違います。
でも、iTunesで取り込んだら、カタログと同じアートデザインが出てきました。のでその点もマイナスにもならないと思います。
彼女の豊かでセクシーな声を堪能するなら、初心者にはお薦めのアルバムだと思います。
The Great American Songbook
ベスト・オブ・ザ・BBC・ヴォールツ [DVD]
本当に良質なパフォーマンスばかり。残念なのは、後半のロニースコットでの演奏が見れないこと。私のデコーダーの問題かもしれないが、久しぶりにクラブのパフォーマンスを見てみたかった。