シャレード
以前 偶然 手にした「HOLLY COLE TRIO Don't smoke in bed」を聴き〜伸びのいい 気持ちの良い歌声 と一風変わったArrange が気に入っていたところに〜8枚目のAlbum「Holly Cole」〜 どの曲も Holly Cole から醸(かも)し出される ふくよかな雰囲気と声に 完全にマッチした Arrangeと演奏だ〜 気だるくもの憂(う)い曲 「I will wait for you」など〜と「Charade」「It's alright with me」などのようなに 流れるようなスピード感のある曲〜両方とも充分に刺激的だ〜とくに ボサノバ曲の「Water of march」をこれ程 しっとりとゆったり歌うとは!〜 Holly Cole の世界を味わう事が出来るには ちょっと大人になってみることかな!?〜
悪夢の銀河鉄道 [DVD]
84年製作の支離滅裂、出鱈目、お馬鹿奇天烈オムニバス・ホラー怪作中のマニア向けの珍品。
未完の物を含め三つの映画を短縮していい加減につないだ物でストップモーション・アニメを新しく撮り付け加えた所がミソなのだが、稚拙で寸法が狂ったクリーチャー描写が馬鹿馬鹿しくも滑稽な珍味を感じさせる。エロ・グロ・スプラッター場面もそこそこ見所として面白い。
一話目の主人公は薬漬けで一度悪の手先となるが正気を取り戻し悪を壊滅させる、と言う訳で後半に刃物を使った切り裂きや生首切断等のスプラッター場面が炸裂する。犠牲者の女の人の裸やバラバラ惨殺死体もたくさん出て来る臓器売買精神病院でのお話だ。(笑)
二話目の主人公は惚れたポルノ女優のパトロンと悪趣味組織に無理やり死のゲームに参加させられる、と言う訳で自殺マニア達が考案したロシアン・ルーレット式の殺人機械の数々が見物で奇怪な特撮仕掛けによるグロ・ゴア場面が面白い。
三話目は歳を取らない悪魔の手先の男の恐怖を描いたオカルト・ホラー怪作「悪魔の祭壇・血塗られた処女」と言う邦題で過去に見た事がある物で結構だらだらした展開で結末の残酷描写だけが見所の作品だったが、短縮した分メリハリが出て追加したストップモーション・クリーチャー描写が相まってオリジナルよりも本作のエピソードの方が面白いと言えるのだ。勿論オリジナルの残酷場面はそのまま残されているのも嬉しい。
話の間をつなぐ(狂言回し的存在)神と悪魔の人間の取り合いをする会話も個人的にお気に入りの一つであり、列車内で歌や踊りにお祭り騒ぎをする若者達の適当な(ストーリーに関係ない)光景は馬鹿バカしくも癒し効果すら感じてしまう。マニアとはこういう物なのだ。(笑)
サウザンド・イヴニングス
デイヴ・ダグラスはアメリカでは高い評価を受けてますが、日本ではほとんど知られていません。わたしはジョン・ゾーン一派の一人として馴染んでおりました。今作はジャズよりもクレズマーが基調。とっても陰鬱な音楽です。