バリーリンドン [DVD]
数年前のBS映画劇場(土曜深夜の)で観ました。
最初いきなりベタな展開から猛烈な大根役者っぷり、コレがまさかキューブリック映画とは思わず観始めました。
追いはぎのシーンと、通りすがりの奥さん不倫シーンでもう釘付け。3時間と長い映画だったので25時スタートで朝方の4時過ぎまで観る羽目になったことを覚えていますが、眠気も吹っ飛んで熱中した。
大まかにはバリーの半生で、内容自体は結構どうでもイイようなモノでしたが(笑)・・ ロードムービー的な面白さと度胸だけで突き進むバリーの生き方は見ていて感動すら覚えました。(頭がイイとは思えませんでしたがね・・) 特筆すべきはこの映画の為に開発されたカメラで撮影された自然光を生かした風景や夜景です。隠れた名作といわれますが、この美しさはもっと皆さんに知ってもらいたいものです。
残念ながらキューブリックBOXのタイトルからは外されています。なぜバリーリンドンが外されているのか理解できません(汗) ブルーレイを単体で出してください。この映画なら高くても買います。
スタンリー・キューブリック DVDコレクターズBOX
キューブリックの名作がデジタルリマスターを施してボックスで登場。「2001年」は従来盤より鮮やかな画像になった。特典映像のアーサー・C・クラークのスピーチは無くなったが、問題にする程では無い。「時計仕掛けのオレンジ」「フルメタル・ジャケット」などは音声が5.1サラウンドになり、大満足。問題は「シャイニング」が短いコンチネンタル版になった事。それ以外は、満足できる良いセットです。
バリー リンドン [DVD]
この映画を最初に見てからもう15年近く経ちますが、当時のショックはいまだに覚えています。
貴族社会での「決闘」、先頭シーンで銃声とともに隊列がばたばたと倒れていくその冷徹な描写...。(リアリティという意味では多少カリカチュアライズされているかもしれませんが、黒澤の「用心棒」のやくざ同士の対決場面にも通じる気がします)。
キューブリック作品の中では話題に上ることが少ない一品ですが、個人的には「博士の異常な愛情」と並んで最も好きな彼の作品です。
スタンリー・キューブリック リミテッド・エディション・コレクション(初回限定生産) [Blu-ray]
バリーリンドン入っていたので買おうと思いましたが、
※現在、『バリーリンドン』 と『ロリータ』 の単品ブルーレイ商品の発売予定はありません。
との、一文を見つけたのでボタンを押すのを躊躇しました。
うそばっかり、きっと発売されるよ。嫌な書き方だなあ。
別にね、1万円が惜しい訳ではありませんが本来欲しいのはバリーリンドンだけ。
付加価値と悪意の区別も付かないなんて、担当者が悪すぎる。メーカーさん、こんなひどい仕打ちをファンに行って大丈夫ですか??心待ちにしていたタイトルだけに残念でなりません。もうガッカリ・・
追伸
北米版のバリーリンドン単品(1700円前後)に日本語字幕が付くという噂を聞いたので取り寄せ中です。鑑賞後改めてレビューします。
8/30に到着して北米版バリーリンドン(単品販売)視聴しました。キレイな映像で日本語字幕が出ました。日本語で自動再生されましたので、今後日本版が発売されても同一のディスクが使われるものと思われます。
詳細はリンクしておきますのでご確認下さい! バリーリンドンファンの方にはとってもお勧めです!(二週間ほど掛かりましたが、送料入れて2000円くらいでした)Barry Lyndon (Blu-Ray)
更に追伸2012/3/31
物議を呼んだ上記の一文(※印部分)は削除されたんですね。
ほらみろ。
希少価値を煽るようなズルイ販売方法をとっておいて単品販売するのか?このようなやり方は止めていただきたいものです。お客を何だと思っているんだ・・