バリ島の音楽
私は舞踊曲のタルナジャヤ(3曲目)が大好きで、それだけで惹かれて買ってしまったようなものですが。
家に帰ってよく聞いてみたら、ゴングデは入ってるし、ジェゴグ(竹のガムラン)は入ってるし、ケチャは入っているし、グンデルワヤンは入ってるし、一曲ずつではありますがバリの音楽の代表的なもの、美味しいとこどりで当たりだな、と…。
曲名がしっかり表記されているのも良かったです。ジャケットに記載されている曲名が『○○な音楽』だけでは特定の曲が欲しくてCDを探しても目当てのものを探すのは難しいので、私にはありがたかった。毎晩聞かせていただいてます。
聞いたことはないけれどバリの音楽を聞いてみたい、という方や旅行の時にはまった!という方はバリガムランのパワーとうねりに飲み込まれてみてはいかがでしょう?
輝きのバリ・ガムラン グヌン・ジャティのスマル・プグリンガン
1990年11月30日バリ島で録音。このアルバムはキング・レコードの『ワールド・ミュージック・ライブラリー』という力の入った企画の72枚目の作品である。ちなみに全部で100枚ある。
このシリーズの素晴らしいのはもちろん収録されている演奏もだが、解説が日本語と英語と両方で詳細にしてあることが挙げられる。つまり『世界』を相手にした企画なのだ。スマル・プク゜リンガン自体なかなか聴くことが出来ず、おそらく最初の録音はR.ブラウンのノンサッチ盤の『Gemelan of the Love God』(1971年)だ思う。本物のこういうワールド・ミュージックを聴いてしまうと、もはや物真似のパーカッションでは満足できない。本物のアーシィだ。
特に2曲目の『レゴン・クラトン『ラッサム王の物語』』など現代にいるのを忘れてしまいそうだ。浸れる。