メロトロン・レジェンド~チェンバリンとメロトロンの数奇な物語~[DVD]
高校の時、渋谷NHK放送センター近くの楽器屋にあった400S(Strings,Flute,Brassの3種だった)を鳴らした。
店員が上蓋を開けて中を見せてくれたのを思い出す。
いや〜、これがあのメロトロンかと思うと感動しましたよ!
普通じゃない [DVD]
とにかくEwanが若いッ(>д<*)
演技も若々しくて何だか可愛い。
結構(でもないけど)前の映画なので、視覚効果などが何となく古いです。
でも内容が本当に普通じゃない!でもそんな所が何だか微笑ましくて良いです。
私はこの映画を見てEwanファンになったので、この映画は個人的に結構思い入れがあります。
Ewanファンの人なら必ず見るべきだと思います。
普通じゃない [DVD]
面白かったよ、と奨められて観た、ほんとに普通じゃない話。
簡単に言えば、仕事を首になってやけを起こした主人公が、高飛車で気の強い社長令嬢を誘拐する話なんだよね。
この主人公がまた情けなくて、うだつのあがらない人間で、自分が誘拐した筈なのに、主導権は社長令嬢に握られてしまう。
ダメ押しされたり、けなされたり、ちょっと可哀相になるぐらい。でも、そこに愛着がもてます。
話としては面白いのだけど、途中で、2人の仲を取り持とうとする天使が現れて、ちょっかいだすのが、最初はうっとおしかった。
話をいちいち中断させてるようにみえて。
けど、この天使2人のキャラの存在が邪魔にならなくなると、がぜん話のノリが面白くなってきます。
けっこう笑える事してくれるので。
ただ、邪魔だと思ったままだと話は面白くないだろうな・・と。
個人的には、天使の世界が白で統一されてるのとか、会社みたいで、スーツきて出勤して・・・って言う設定が面白くて好きでした。
スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)
2010年発行。編者のあとがきによるとアンソロジーのテーマは「テクノロジーによって変容した人類の姿を描いたSF傑作選」。が,ナノマシンとサイバースペースとシンギュラリティというガジェットはSFの世界ではあまりに使い古されていて,収録作ののほどんどは,正直,センス・オブ・ワンダーな話ではありませんでした。やっぱり,鼠と竜のゲーム―人類補完機構 (ハヤカワ文庫 SF 471)とか,愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)とか,スキズマトリックス (ハヤカワ文庫SF)とかはほんとにびっくりしたよなぁ。とはいえ,逆アルジャーノンな,リー「引き潮」は,なんだかとてもやりきれなくて,ある意味水準に達していたと思います。
ビートルズと60年代
序章におけるビートルズと60年代の社会についての概論以外、大半が、ビートルズの全レコーディング曲についての詳細な記録とその解説である。
日本人が書くこの手の解説書とちがい、筆者のイアン・マクドナルドはしばしば辛らつで独断や偏見ともとれる見解を、堂々と述べている。日本の批評家のだれが、『レットイットビー』を、「啓示というよりも、ひとりよがりの高揚感をもたらす」ものと評し、前衛音楽『レボリューション9』の音楽史的な意義とその社会的影響を6ページにもわたって滔々と論じ、一般的評価が非常に低いジョージ・ハリスンの『ロングロングロング』におけるエンディングコードを、「ビートルズの全ディスコグラフィ中、もっとも強く心に訴えるもののひとつ」などと絶賛できるだろう!
天下のビートルズを相手に、皮肉たっぷりの批判と賞賛をくりひろげる作者。これらの見解はしかしながら、しっかりした音楽的見識と、膨大な収集資料に裏づけられた説得力のある主張である。メンバーや関係者のあいだの心理的緊張についても、詳細に分析がおこなわれている。ことに互いの曲の扱いをめぐるジョンとポールのドロドロとした確執については、実にリアリティにあふれた記述がなされる。
この本は、単なる楽曲解説や伝記物語にとどまらず、タイトルが示すとおり、ビートルズと60年代の関係を軸にして書かれた歴史書でもある。東西冷戦、ベトナム戦争、政治運動、ドラッグ、ヒッピー・カルチャー...ビートルズを取り巻くさまざまな時代状況とそれに対するビートルズの反応は、本書の編年体形式の記述を通じてくりかえし現れるモチーフである。用語のむずかしさや読み物としての不便さ(曲名を番号で表示するなど)といった問題点はあるものの、ビートルズの音楽性、人間性を観察しつつ、彼らを歴史的視野の中に置きながら叙述した本書は、文句なく第一級のビートルズ論であろう。