Jubilee Edition 80th Anniversary
器楽あり声楽あり。レオンハルト老師の功績を見渡すのに最適です。 モダン楽器とピリオド楽器はそれぞれに魅力があるのであって、決して敵対したり優劣をつけたりしてはいけないだろう。グールドとレオンハルトはそれぞれお互い真似のできない境地に至った。 とはいえロマン派音楽運動が、古典派やバロックを偏って解釈し魅力を殺していた面は確かにある。そして二十世紀初頭から恣意的な解釈を廃した「原典に忠実な演奏」は試みられていた。 だが当時の「原典に忠実」な演奏に広く楽しまれる芸術品として魅力があったかといえば、それは疑問視されざるをえない。 古楽は広く楽しまれるだけの魅力があるのか?単なる好奇心や懐古趣味の暇つぶしではないか?こういう疑問に正面からこたえ、聴衆を驚かせ新しい楽しみを与えたのは、外ならぬレオンハルト老師やブリュッヘン、クイケン兄弟だった。彼らによって古楽は芸術になった。 その一歩一歩をレオンハルト老師の仕事を通してまとめたのが本企画だ。ぜひ古楽に浸ってもらいたい。
バッハ/ブランデンブルク協奏曲<全曲>
この曲の演奏では永久欠番として君臨しているこの録音は、
もう古楽とか関係なしに、音楽的に素晴らしい。
とにかく若々しく切なくて、ノッてます。楽しいの一言。
ブリュッヘンも光ってますが、総帥レオンハルトも三番ではすっかり
弦楽にのせられてしまい、ほとんどむきになって弾いてる感じw
音楽って素晴らしいなぁ、と常に感じさせてくれる最高の演奏です。
なお、この演奏は以前からずっと定番ですが、ソニーから97年に再発売
されたこのCDでは、ところどころ音が新しくなってます。
特に一番の金管なんか驚くほど変わってて、新たな発見がありました。
古楽の旗手たち―オリジナル楽器演奏のめざすもの
古楽器の演奏家を中心に佐々木氏によるインタビュー記事が主に収録されている。親密な空気の中でのみ聞かれるような内容の深いやりとりが楽しめる。
一方、グスタフ・レオンハルトのインタビューでは、休みのときにポピュラー音楽を聴くことがあるのか、という誰でも一度は聞いてみたい質問を試みた結果、緊迫した空気となっており、レオンハルト先生の石頭ぶりがよく分かる(失礼)。
古楽演奏家ではないが、巻末のリチャード・ストルツマンのインタビューは、ストルツマンの音楽に対する哲学に迫るもので、ファンは必見の充実した内容である。
アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記 (公開題「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記」) [DVD]
見たい(聴きたい)シーンが後半だと、DVDだというのにビデオのように延々と早送りです。結構ツライです。
チャプター加工が監督の映画制作意図と異なるからだとの記載が有りますが、音楽チャプターくらいは付けるようお願いして欲しかったです。
せっかく解説書にも音楽について載せてるので、曲名からそこの部分にとべる様にはして欲しかったです。
作品自体はとても綺麗なモノクロで良いのですが、DVDであるメリットが少ないので星減点は「DVD」としての評価の為です。
ベスト・バッハ100
クラシックは好きですが、詳しい方ではありません。
クラシック集のCDの中で「いい曲だな〜」と思うのがバッハの曲ばかりだったので今回購入してみましたが、もともとバッハが好きだったからでしょうか、聴いていて落ち着きます。
6枚組というのには正直勇気が要りましたが、毎回違うディスクを選べる感じで手軽に聴けています。
曲もCMなどでよく聞く曲が多い気がします。
お値段の割には曲数も豊富で、入門編にはもってこいかも。