漂流密室―世界遺産ミステリー〈1〉屋久島 (トクマ・ノベルズ)
知的な刺激に飢えている方にはうってつけの本です。
登場キャラクターのユニークさが印象に残った前作「イフからの手紙」や前々作「虚数の眼」に比べ、著者が読者に謎解きで挑戦していることにも表れているように、本格推理作品としての新境地を開いていて、ぐいぐいと引き込まれていく作品に仕上がっています。
どうしようかと迷っている方へは是非お勧めです。
漂流教室 (1) (小学館文庫)
小学生の時に少年誌で触れたが、当時は衝撃的なシーンばかりが脳裏に焼き付き、肝心のストーリーについていけていなかった。
最近になって「あれは何だったのだろう」と思い出して、全6巻を購入しました。
今、改めて読んでみても、時代を超えて通用する内容であり、随所に現れる内省の言葉は、むしろ時代を先取りしていたとも言える。
夢中になって毎晩1巻ずつ、1週間で読み通してしまいました。
第1巻は漂流の始まりと、大和小学校内の混乱を描く